欧州各国もオンライン配信が充実してきたようなので、2022年のユーロビジョン国内予選は追える限り追っていこうと思う。
このページでは🇲🇹マルタの国内予選をまとめたよ。
どうやらライブ配信はするものの、通し映像のアーカイブは残さないっぽいので、通し映像は見つかれば載せます…
- レギュレーション
- Semi-final
- Semi-final 感想
- Special Night
- 決勝
- Baklava ft. Nicole – Electric Indigo
- Norbert Bondin – How Special You Are
- Matt Blxck – Come Around
- Giada – Revelación
- Jessica Muscat – Kaleidoscope
- Raquel Galdes Briffa – Over You
- Nicole Hammett – A Lover’s Heart
- Miriana Conte – Look What You’ve Done Now
- Nicole Azzopardi – Into the Fire
- Sarah Bonnici – Heaven
- Enya Magri – Shame
- Denise Mercieca – Boy
- Emma Muscat – Out of Sight
- Janice Mangion – Army
- Mark Anthony Bartolo – Serenity
- Aidan Cassar – Ritmu
- Richard Edwards – Hey Little
- 結果発表ー!
- マルタ国内予選感想総まとめ
レギュレーション
なんかマルタ国内予選は、3夜連続開催で2日目に「Special Night」とかいう不穏なNightがアナウンスされてたので、アルバニアみたいな段取りなのかと思ったら、1日目にSemi-finalを実施して、その結果を2日目に発表するらしいんよね。
投票は基本的に一般投票のみっぽい?
見た感じ、まず22組の参戦者から一般投票で16組に絞られ(←これが2日目に発表される)、3日目の決勝前にワイルドカードとしてさらに1組選ばれるらしいんよ。
ということは、投票2回やるんかな?それとも単に17番目の得票数だったアーティストが3日目に発表されるんかな?ようわからん。
とにかく1日目にお披露目、2日目に決勝進出者発表、3日目にワイルドカード発表と決勝です。
Semi-final
なんか見た感じお客さん入れてる…ね…?コロナ禍の影響でしょうけども、めっっっちゃ遠くにお客さんおるね。
んじゃ通し映像はないので、1曲ごとのレビューを登場順にザザっと書いてくよ。
気になったやつはリンクから聴きに行ってみてね。
- Aidan Cassar – Ritmu
若干歌唱力に不安を覚える地中海系。イスラエルっぽい。 - Janice Mangion – Army
この人見たことある気がする。めちゃロングトーン押し。 - Nicole Hammett – A Lover’s Heart
声楽勢ですかね。曲の7割ぐらいが壮大バラードで、最後の最後に急に盛り上がる。暖気長いよー - Sarah Bonnici – Heaven
R&Bチラつくまったりソング。最後のパワー解放はいらんかな… - Mark Anthony Bartolo – Serenity
意外とめっちゃバラード。うっっっすら歌うまくない。 - Denise Mercieca – Boy
去年のEric Saadeの曲を宇宙空間に解き放ってきた感じの曲。こっそりあんまり歌うまくない。驚くほど声域狭い人なのかもしれない。 - Richard Edwards – Hey Little
曲自体は絵に描いたポップで好きな系統ではあるよ!もうちょい歌唱力あれば結構な戦闘力だったと思う。 - Francesca Sciberras – Rise
たぶん歌唱力ある人なんよね?なんかうっすら音外れてる感じのメロディに聞こえてしまう系バラード。 - Miriana Conte – Look What You’ve Done Now
Rihannaとか好きそう。(全然しらんけど)
これもどっちかっつったらイスラエル方面っぽい気がする。 - Giada – Revelación
さっきからちょいちょいこの系統出て来るけど、こういうの何系って言うの?バルカンポップでいいの?何と言うか、バルカンR&Bみたいな。(なにそれ) - Baklava ft. Nicole – Electric Indigo
なんだかSunstroke Projectを思い出す電子バイオリン。(しかも今はもう脱退してる)
あーなんかあるよね!なんだっけなー東欧のどっかが近年こんなのやってたような。 - Derrick Schembri – II
あーいいっすよ!北欧系ちょいレトロシティポップっぽい。マルタの流れ見てたら勝てる感じではなさそうやけど。 - Norbert Bondin – How Special You Are
あなたがどんだけ特別な存在かをとくとくと語る歌。曲調的にも。 - Raquel Galdes Briffa – Over You
ぬるバラード。後半になればなるほど崩れる歌唱力。どうした。 - Jessica Grech – Aphrodisiac
これはギリシャ。というか、もはやElena Paparizou。だいぶ馬力がないな。なんかふにゃふにゃ。 - Matt BLXCK – Come Around
クセすごいぞ。ConchitaとLolita Zeroの真ん中ぐらいの感じの芸風でまさかのラッパー。割と体力はある。 - Rachel Lowell – White Doves
いきなり音程不安定になることがちょいちょいあるね。北欧神話っぽい曲。 - Nicole Azzopardi – Into The Fire
すごいなこの魚みたいな衣装。
ハイ好きー!!!こういうのです!求めてたのはこういうのです!!ギリシャっぽくていいっすよ!最後に転調もあって曲的にはバッチリなので、ロングトーンの微調整だけ頼む! - Emma Muscat – Out of Sight
このタイプの曲は毎度「最初から2番のアレンジでよかったのでは」って思ってしまう。歌は相当うまい。お連れ様の登場が早すぎて一回引っこめられてたの草。 - Malcolm Pisani – We came for love
一番どうしていいかわからん。歌うまパワーバラード。 - Enya Magri – Shame
中東バラードというか。ウクライナとかもやりそうな系統。 - Jessica Muscat – Kaleidoscope
サイプロスとかこんなんよね。(こんなんて)
思ったよりレゲエっぽいゆるさだったので、もうちょいガツンとあるといいなぁ。
Semi-final 感想
日程的に、連日サンマリノ国内予選を見てるせいか、基本的に全員歌がうまいし異様にクオリティ高く見える。いやほんと音響とステージング大事。
個人的にはDerrick SchembriかNicole Azzopardiの二択!!
去年Destinyみたいなパワーソウルポップ系を送り込んでくれてるので、今年も信じてるよマルタ!!
Special Night
という名のSemi-final結果発表ー!
通し映像が無いので詳細がわからんのやけど、とりあえずマルタの歴代代表とか有名どころっぽい方たちが普通に歌う歌謡祭っぽかったので、結果だけ載せときます。
せめて結果発表のくだりだけでも映像残しておいてくれればよかったんやけどな…
ということで、以下の太字の16組が決勝進出!
- Aidan Cassar
- Janice Mangion
- Nicole Hammett
- Sarah Bonnici
- Mark Anthony Bartolo
- Denise Mercieca
- Richard Edwards
- Francesca Sciberras
- Miriana Conte
- Giada
- Baklava ft. Nicole
- Derrick Schembri
- Norbert Bondin
- Raquel Galdes Briffa
- Jessica Grech
- Matt BLXCK
- Rachel Lowell
- Nicole Azzopardi
- Emma Muscat
- Malcolm Pisani
- Enya Magri
- Jessica Muscat
ほらやっぱりDerrick Schembri落としよった!!
ということはもう個人的にはNicole Azzopardi一択です。マジ頼むうう!!
決勝
先立って発表されたワイルドカードは、
_人人人人人人人人人_
> Jessica Muscat <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ということで、決勝の全曲レビュー。
Baklava ft. Nicole – Electric Indigo
Baklavaさんはひょっとしてバイオリンの方かね?アレか、2019年フィンランドのDarudeみたいなもんか!歌わない方が本体っていう。
ステージング構成はAlcazarっぽい。衣装がそれっぽいからそう見えるんかな。曲自体はだいぶ普通のさわやかポップというか…
とりあえず、Eurovisionならバイオリンよりサックスの方が受けはいいと思うぞ。
Norbert Bondin – How Special You Are
Semiの方が歌うまかった気がする。
まぁ歌唱力ある人は大体バラードなので…
Matt Blxck – Come Around
登場順の緩急よww
いやほんと「ConchitaとLolita Zeroの真ん中」以上にフィットする表現が見つからん。
ラップ系じゃなくてガッツリのダンスポップとかだったらワンチャンあったかも。自由度が高すぎて、NettaのToy並みにカバーするのが難しい曲。
最後に名乗って終わる歌も珍しいね。
Giada – Revelación
なんだろうなぁ。何が足りない気がするんやろなぁ。
いやまぁそもそもそんなに歌唱力あるわけではないけども、なんかもうちょいこう、なんかホレ…
Jessica Muscat – Kaleidoscope
歌関係なくてアレなんだけど、このショートブーツなんだかスタイル悪く見えてしまう気がしないこともない。ファッションとかむちゃくちゃ疎いのであんまりアレなことは言えないんだけども…
曲的にはもうちょいなんかドンッ!てあるといいんだけど、さっきからなんか「Na na na na~」みたいなゆるテイスト多いよね。
Raquel Galdes Briffa – Over You
やっぱ後半になればなるほど歌唱力怪しい気がする。そういう曲なんかな。(えっ)
Nicole Hammett – A Lover’s Heart
2:20からが本番。
声楽勢で歌唱力あるのはわかるんだけど、サビのキーは普通に1オクターブ下でいいんじゃないかな…
Miriana Conte – Look What You’ve Done Now
パワー系ではあるんだろうけど、どうもこのテイストがあんまり興味ないので、「まぁ、うん」っていう感じの…
Nicole Azzopardi – Into the Fire
いやーやっぱコレやろ!!
すっごいわかりやすいダンスポップ。やっぱこういう盛り上がりそうなやつがええなぁ。
曲の構成としてはほんとに大好物なやつ。マジでたのむマルタ!
Sarah Bonnici – Heaven
やっぱり最後のパワー解放はいらんな…
なんだろう、思ったよりだいぶハスキーなので、曲調と合わないんかな。
Enya Magri – Shame
重スピリチュアルな感。歌はうまいとは思うんだけども。
Denise Mercieca – Boy
なんかもうちょいうまいことなりそうなんだけどなぁ。
一応アレンジ的には割とディスコポップっぽい感じではあるんよね。なんだろうなぁ。
Emma Muscat – Out of Sight
Semiでも書いたけど、ほんと2番のアレンジを最初からやろうぜ!
今回はちゃんとお連れ様登場のタイミング間違えなかったねww
Janice Mangion – Army
この人見たことあるような気がしてたけど、どうやら気のせいだったみたい。(なんやねん)
めっちゃくちゃ歌うまいのはわかる。なんせバラード。
Mark Anthony Bartolo – Serenity
あれ?こんな曲だったっけ?最初はバラードと思ったけどむしろボッサっぽい?
Aidan Cassar – Ritmu
たぶん衣装の感じからすると、どっちかっつったらラテンのアレなんだろうけど、どうもイスラエルとかあっち方面の感じっぽいよね。
いや全然悪くないと思うけど、もうちょいガツンとこう…(ガツンほしがりすぎ)
Richard Edwards – Hey Little
あれ!?Semiよりだいぶ安定してない!?いいよ!!いい感じやで!
テイスト自体は好きな感じなので、戦闘力あるならそれに越したことないぞ!
結果発表ー!
なんせ詳細がわからんので、ササっと結果を表にしたよ。たぶん一般票だけなんじゃないかな…?
登場順 | 合計 | |
13 | Emma Muscat | 92 |
16 | Aidan Cassar | 72 |
09 | Nicole Azzopardi | 36 |
02 | Norbert Bondin | 34 |
12 | Denise Mercieca | 31 |
08 | Miriana Conte | 28 |
03 | Matt BLXCK | 18 |
07 | Nicole Hammett | 16 |
11 | Enya Magri | 15 |
17 | Richard Edwards | 13 |
15 | Mark Anthony Bartolo | 11 |
10 | Sarah Bonnici | 10 |
04 | Giada | 8 |
06 | Raquel Galdes Briffa | 8 |
01 | Baklava ft. Nicole | 7 |
14 | Janice Mangion | 7 |
05 | Jessica Muscat | 1 |
Eurovision 2022 マルタ代表はEmma Muscat!!
マルタ国内予選感想総まとめ
Emma Muscatはまぁ妥当だとは思うけども、個人的にはNicole Azzopardiがくやしいなぁ~~~
Ricard Edwardsも決勝はかなり出来が良かったと思うので、ちょっともったいなかったな。
そしてワイルドカードのJessica Muscatはキッチリ最下位という意志のはっきりしたマルタ民。
でもアレね、マルタは基本的にみんな歌うまいね!しばらくサンマリノ国内予選みてたからそう思うのかもしれんけど。(まだ言う)
Image Source: TVM | Source: TVM