同じタイプの人が見つからなかったので書いてみる。
ペンの持ち方は正しいんだけど、なんか力の入りようがおかしい人、もしくは関節のせいで筆記に支障が出てる人いる?
まずは私のペンの持ち方をみてもらおう
ハイ、こちら!
言うほど変な持ち方してないっしょ?
ところが、この状態から実際に字を書こうとするとこうなる。
なんなのこの親指…なんで逆方向に曲がるの…
問題点① 字を書く時、「人差し指で書く」派と「親指で書く派」がいる
は?普通は人差し指で書くっしょ?と思ったかね。
私は学生の頃、書道の毛筆で書く字とペンの字の汚さにものすごい差があることに気付いた。もっと言うと、毛筆とチョークで黒板に書く字は同じような感じなんだけど、ペンだけやけに字が汚い。
でね、ある時、母親が「人差し指をケガして曲げると痛いから字が書けない」と言っていて、私は「人差し指だけ伸ばして書いたら?」と言ったんだけど、「それだと字が書けない」と言う。
意味が分からなかった。
私は人差し指なんか添えてるだけだと思ってたので、親指と中指さえあれば割と普段と同じような字が書ける。つまり、私は親指をメインに使って字を書いている。
ところが、どうやらそれは力の入れ方がおかしいから出来ることらしい。
毛筆とチョークの時は、ペンと持ち方が違う=人差し指をメインに使って字を書いていたので、ペンと字の汚さが違ったんだろうね。
問題点② 親指の関節が生まれつき亜脱臼してるらしい
字を書く時、親指に力を入れるタイプのくせして親指に異常がある厄介なタイプが私です。
以前かかった整形外科の手を専門としてる先生によると、右手の親指の第1関節(IP関節)が生まれつき緩く(「過伸展」と言うらしい)、第2関節(MP関節)が生まれつき亜脱臼(外れかけてる)してるんだって。
どういうことかというと、こんな感じ。
↓普通に親指を動かして自由自在に脱臼出来る(うれしくない)
親指で何かを押そうと思ったら、「コ」の字型に曲がって力が分散され、なかなか押せない。
ちなみに、左手の親指も第2関節は同様に亜脱臼してるけど、第1関節はもうちょいしっかりしてる。なんの慰めにもなってないけど。
さらに、完全に蛇足だけど、どうやら私は指に限らず全体的に関節が緩いらしいので、整形の先生に「ケガしやすいので気を付けて」と言われたよ。
思い当たるフシ…めっちゃあるよ…関節だけに…
腕立て伏せとかしようと思って床に手をついて腕を伸ばしたらこうなる。
あんまり自分でちゃんと見たことなかったけど、思った以上に逆に曲がってるな…
人としてちゃんと組みあがってない疑惑。
問題点③ 持ち方を矯正するにも、持ち方は合ってるので矯正具は意味がない
字を書く時に特定の指が痛くなることや、字が汚い原因の一つとしてよく言われてるのが「正しい持ち方が出来ていない」なんだけど、どうやら持ち方は合ってるみたいなんだよね。
子供用のペンを正しく持つグッズを使ったとしても、結局こうなる。
「スタートのペンの持ち方は合ってるとしても、お前の場合は書く時に指が逆に曲がってるから正しく持ててないだろ」って言われちゃったらもうどうしようもない。
ペンを持った状態から親指が逆に曲がらないようにするためには、親指の力をほぼゼロにするしかないんだ。それだとマジでペンを落とすレベルで力が入ってないの。字を書くどころじゃないんだよ…
同じような人いませんか?どうやって人差し指メインで書いたらいいの?
人差し指で書く派になれたらだいぶ楽になれそうなんだけど、どう頑張ってもふにゃっふにゃの字しか書けなくて毎日泣いて暮らしています。
毛筆と同じ持ち方にすれば人差し指で書けるんだけど、黒板や半紙に字を書いてるのと同じ感覚なので小さい字が書けない。最小でも1文字3cmぐらいになる。紙なんぼあっても足りんわ…
そして、普段字を書いてる時の親指のダメージは亜脱臼の部分にもダイレクトに負担になってると思うんだよね。しかも、痛くて字が書けなくなるまでのリミットが相当低い。
どれぐらいでリミットを迎えるかと言うと、休憩なしに自宅の住所が書けないぐらい。
それこそ、今の太字の部分を手書きで書いたら、「休憩なしに自」ぐらいでもう親指痛すぎて休憩する。
だから宅配便の送り状とか何かの申込用紙とか本当に死ねる。「強く書いてください」のパターンはマジで3文字ぐらいずつしか書けない。
力いっぱい3文字ぐらいずつ書いてるのに、複写の3枚目ぐらいになるとギリ読めるかどうかぐらいの濃さしか出せてない。絶対親指の逆に曲がってる部分で力が吸収されちゃってると思うんだ。
以前、テーピングで逆に曲がらないように固定したこともあるんだけど、字を書こうと力入れた瞬間テーピングが負けた。勝とうと思ったら親指が全く動かなくなるぐらい固定しなきゃならなかった。それぐらい、逆に曲がってる部分には常日頃負荷がかかってると思ったら…
どうにか治す方法はないんかな…(切実)
おしまい
この記事を読んだ方から「エーラス・ダンロス症候群」という超重要ワードを教えて頂きました。めっちゃめちゃ調べたので関節が緩くてお困りの方は見てみてください。1万字以上あるけど。
そして、その後ちゃんと病院に行った軌跡も書いたので、よかったらこちらもどうぞ↓
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