すべては2016年のエイプリルフールから始まった。
2019年7月をもって「しゅうニャン市」プロモーション廃止
2016年のエイプリルフールの一環で周南市が「しゅうニャン市」になりますって言いだしてから早3年、ついに廃止案が可決。(始まったと言いつつすぐ終わる)
しゅうニャン市のサポーターの証として頂いていた「認定缶バッジ」も幻の一品となったところで、本記事は普通に周南市の宣伝部分だけの公開に変更します。
このへんで「しゅうニャン市」をめぐるゴタゴタにちょっと触れてるよ
周南市に関する地味な情報をしっかり宣伝 (宣伝する気はある)
周南市、かなり広いんだよね。
どれくらい広いかというと、東京23区全部合わせた面積より広い。
何があるのかと言われれば、山側には体験工房とか果物狩りとかで、海側は住宅地と工場ぐらいかね。工場夜景は割と有名らしいよ。
ということで、観光サイトに載ってる情報を並べるだけになりそうなので、オフトナイズではローカルすぎる小ネタをご紹介しよう。
全てのしわ寄せがここに!初見殺しの青山町交差点
2016年、徳山駅の近くにゆめタウン(イオンとかヨーカドーみたいな総合スーパー)が出来るにあたって、周辺道路の区画整理があった。
その結果出来た交差点がこちら。

なるほどわからん。
ちなみに、この交差点に陸橋は無い。このごっちゃりした道路+横断歩道なんですよ。
周南市民ですら最初は戸惑ったはず。
東部唯一の都会っぽい図書館! 周南市立徳山駅前図書館
2018年2月に周南市のJR徳山駅の駅ビルが全面リニューアルされ、図書館が新設された。
それまで山口東部の図書館と言えば、蔵書数はそこそこあるものの、いまいちパッとしない昔スタイルの図書館しかなかったんだけど、この度出来た徳山駅前図書館(画像)は、俗に言う「蔦屋図書館」。
蔦屋図書館の1階には山口東部初出店となるスタバも出来たよ。
どんだけの田舎なんだとお思いでしょう。東部はマジで田舎なんだよ実際。
とにかく、徳山駅全面改装で公式サイトもリニューアルされ、ひと際都会っぽい図書館となっております。強いて言えば、車社会なので徳山駅という立地がちょっとめんどくさい。
まぁ、もし都会から山口東部にお越しになって、「田舎すぎる!もうちょい普通の環境でちょっと落ち着きたい!」ってなった時は、徳山駅前図書館に行ってみてね。
山口東部で一番田舎感のない場所は、現時点ではたぶん徳山の駅ビルやで。
全国でここだけ!ジョリーオックス 徳山店 (ファミレス)
ジョリーパスタのステーキ版(?)、ガストで言う「ステーキガスト」的なファミレス。
周南にはジョリーオックス 徳山店があるんだけど、全国的に見てもジョリー「オックス」は徳山店しかない。
単品メニュー以外にもフードバー(ビュッフェ)があるので、がっつり食べる方は結構お得だよ。(単品メニューの1人前の量は割と多めなので、少食の人はちょっとキツイかも。)

ちなみに、しばらく「ジョリーOK」だと思ってた。ロゴを遠くから見たらOKに見えない?見えないか。
実は大激論を巻き起こした「しゅうニャン市」
廃止に至るまでいろいろあった「しゅうニャン市プロモーション」。
エイプリルフールネタの時はまだよかったんだ。「周南市、ネタ作ったんやなww」で済んだからね。
これが「ガチでやりますよ」ってなった瞬間、周南市民がエキサイトした。
理由は「動物愛護目線で言うと、のんきに”ニャン”とか言ってる場合じゃないぐらい現状がヤバい」から。むしろ「ワン」がヤバい。
どうヤバいのかというと、野良の犬がめっちゃ多い。普通に道路とか店の駐車場とかを割とデカイ野犬が歩いたりしてる。何頭も。
なのに、野良に関する政策が残念過ぎるようで、単純に「ペット捨てないでね」「野良にエサあげないでね」というお達しぐらいしかなかったらしい。
だから、周南市民にとっては、野良による被害の対策もうまく出来てないのに何が「しゅうニャン市」じゃ!ということになってしまっているらしい。
「猫が多いからしゅうニャン市」というわけではなく、「ネコのように自由にのびのびと居心地よく暮らせるまち」と自称してるのがポイントだよね。
たぶん「現状はマズイ」って自覚はあるんよ。
だからこそ、こんだけお金かけてプロモーションしてるんだから、ちゃんと動物がらみの政策はきちんとしておかないと、周南市民の総ツッコミは収まらないと思う。
周南市のみなさん、ガチで野良対策を何とかしてほしければ「市民が持つ最強カード」をちゃんと使うんやで。(ニッコリ)
そういや気付いたらだいぶ野犬いなくなったね。「しゅうニャン市」が終わった瞬間めっちゃ対策されたらしく、むやみなエサやり、遺棄の禁止を周知させるイベントとか頑張ってたらしい。とりあえず旧徳山市の市街地付近で野犬を見ることはほぼなくなったんじゃないかな。
ディスる気は毛頭ない
私は周南市民じゃないので他人事のように聞こえてしまうかもしれないけど、個人的には「しゅうニャン市」のプロモーション自体はそこまで悪くなかったと思う。
というのも、保守的な県民性もあって、周南市のことを未だに「徳山(周南中心市街地の旧称)」って呼ぶ人いっぱいいるんだよね。
「周南市」という地域、イメージが県民にすらあまり浸透してない。でも今はもう旧徳山市以外にも養っていかなきやいけない地域がいっぱいあるわけで。
野良対策であれ何であれ、予算が無いと何もできないので、金峰の事件の悪いイメージを払拭しつつ「周南」という名前をまず売っていかないと、税収が減る一方でジリ貧一直線。
だからこそ今は全国的にとりあえず名前を知ってもらって、人を呼び込むことに集中してもらっていいんじゃないかな。
ただし、議論は同時進行でしておいてほしいな、とは思うよね。予算に余裕が出た時にいろいろいとスッと動けるようにね。
今後どうなるかは周南市民の肩にかかってるんだぜ。選挙行こうね。(ニッコリ)
おしまい