運営者情報に書いた通り、自律神経失調症を患っていた時期があったんだけど、実際に出る症状は千差万別、「こういう症状が出たら自律神経失調症です」とはっきり線引きが出来ないのがつらいよね。
私自身も説明しづらい症状がたくさんあったので、一例として自律神経失調症が寛解するまでに経験した症状を詳しく解説していくよ!
今回は「急に奇声を上げる」について。
割とご迷惑のかかるやつ
傍目に「ヤバいやつ」とわかってしまう、なんとも困るタイプの症状。
まず、「急に奇声あげる」ってなんぞや?というところを説明しよう。それは突然大声を出す、叫び出す、ということ。(大して説明になってない)
何が厄介って、家の中では発動しないのよコレ。私の場合ね。大体外にいる時に発動する。
不幸中の幸いは、「叫ぶ」と言えども「助けてー!」とかじゃないので、周辺の方がとりあえずスルーしてくれれば特に騒ぎになることはなかった。
発作の発動みたいなもんだったので「ゥア゛ッ!!!!!!!!!!!!(大音量)」みたいな、もう鳴き声と思って頂けるのであれば、その場はそれで流してもらいたいぐらいのアレでした。
とはいえ、なんかヤバいのには変わりない。
突き詰めると、「理性が働かない」症状
コレをやってる方としては、気が付いたら勝手に大声が出てるわけではないんよ。
うずうずっと(大声出したい…)って感覚があって、通常なら「今出したらいかん」って理性が働いて大声出さずに済むんだけど、その理性が働かないので叫びたくないけど大声出ちゃった、という感じ。
よくさ、過去の恥ずかしかったこととか思い出してああああああああああああ、みたいなのあるけど、そういう感じのアレでもないんよ。なんか漠然と(大声出したい…!)ってジワジワ湧いてくる感じ。
もっと言うと、通常は(大声出したい…)とも思わないので、その時点でなんか様子はおかしいと思うんだけども、なんで大声出したくなるのかは謎のまま。
なんかストレス処理の一環だったのかな
この症状が発動してた時期自体がかなり短く、たしか長くても1か月程度で収まってた気がするので、そんなに毎日大騒ぎしてたわけじゃなかったはず…(急に記憶に自信がなくなった)。
もう学校は通えなくなってた頃だったと思うけど、具合悪すぎてほぼ毎日家にいたはずだし、たしか記憶上では、当時通ってた精神科のデイケアみたいなやつで公園にお散歩みたいなのがあったんだけど、その時とかに何回か発動してた気がする。
住宅地の真ん中にある公園で急にクッソ叫んでたので、職員の方かデイケア仲間の方だったかが慌てて口押さえに来たのを覚えてる。他にもあったのかもしれないけど、記憶的にはとりあえず公園で叫んでた思い出だけ残ってる。
子供の頃から(自律神経失調症が一番酷かった頃も17歳だったけど)、基本的にいろいろ溜め込むタイプではあった。というか、出せる家庭環境じゃなかったね。今思えば。
そのうち、何も言わずグッと堪えることを覚え、理性に理性を効かせて全力でいろんな自分らしさにフタをし続けて爆発した16歳。当時飲んでた薬の影響もあってかなり理性が効きづらくなってたんだと思う。
未だにストレス処理の正解がわからない
奇声を上げてた当時、自分でも原因がわからないストレスを発散してたとしか思えないんだけど、正直症状が収まった今でもどうやってストレスを処理するのが正解かわからない。
ストレスの原因がわかってる場合、それが解決されない限りストレスは受けると思ってるし、他に何かしたところで忘れられるわけではないので、結局のところ少しずつ溜め込んでいくしかなくない?
よくカラオケで大声出すと発散になるとか、おいしいもの食べると発散になるとか聞くけど、それはそれ、となってしまうので、ストレス発散方法という感じには思えない。もっと言うと、無駄に大声出すとしんどいし、おいしいものでも体調的に食べられるかどうかは別の話なのでなんとも…(とんでもないポンコツ)。
さっきもちょっと書いたけど、今ストレス溜まったからと言って大声出したい!とは思わないので、やっぱり「なぜか大声出したくなるプロセス」がすでに異常の始まりだった気はする。
まぁとにかく自律神経失調症が一番酷かった時期はいろんなことが制御不能だったので、それまで頭の中で理性のオン・オフを担当してたヤツも壊れてたんでしょう。
なんかすいませんね、解決法も何もなくて…
こればっかりは普通に1か月ぐらい過ごしたら自然と収まったもんで…
おしまい
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