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普通のファンに進化した私が、腰を据えて西城秀樹を推す

hideki01_01日記
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以前、テンション高いまま書いた西城秀樹ブームの記事。ようやく落ち着きを取り戻したので、改めてヒデキの何にそんなドハマりしてたのかをお伝えしようと思う。(結局まだ語る)

まだまだヒデキ初心者なので、「ハァ!?」みたいなんがあったらすいません…まだ見聞き出来てないものが山ほどあるもんで…

あ、あと今回自分語り多いんで、ヒデキの話だけ読みたい方は前回の記事の方が楽しめると思います。

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その節はありがとうございました

前回、突然我が家で始まった西城秀樹ブームの盛り上がりを記事にして放出したところ、アップした瞬間みるみるヒデキ界隈の方たちが集まって来られて、ものの1日でこれまでの過去最高ページビュー記録をあっさり更新していきました。

普段過疎ってる分、あまりの反響にすっごい焦りましたが、本当にたくさんの方に読んで頂き、また、たくさんの「ヒデキ沼にようこそ!(要約)」というメッセージを頂いたことがすごくうれしかったです。

ベテランファンの方たちもいろいろやさしく教えて下さったり、私のような全く世代じゃない人が先に沼に浸かってるのを発見した時は「やっぱりな!そうだよね!わかる!!(大声)」と心の中でハイタッチしてました。

ようやくブームが落ち着いて普通のファンに進化したので、今度こそ落ち着いて推しどころを書いていきたい所存。

職人芸のヒデキ

私はとにかく職人芸が好きなんですよ。すべてにおいて。

伝統工芸士さんが手作業で寸分の狂いなくピッタンコに同じものが作れるとか、カースタントのドライバーさんが何回でも同じようにドリフト駐車出来るとか、すき家の店員さんが一発で一定量のごはんをよそえるとか(TVで見たらしい)、毎日同じ作業を丁寧に続けてたおかげで体に染みついた達人技みたいなのを見るのが好き。

なんて言ったらいいかな、なぜか他人に理解されないことはあるけど、一見ささいな技でも極めた人間は完全に極まってるので、そういう技に私はめちゃめちゃ感動する。

ちなみに、感動が理解されなかった一例は、何回やっても全く同じ長さでマステが切れる人。仕事で使うっつって毎日何度もマステを手で切ってた人なんだけど、すごい速さで同じ長さのマステを量産してた。本当に機械みたいに正確で「すごい!!」って思ったのに、切ってる本人にも「なんでこの人はこんなに感動してるの…」みたいな顔された。なぜ。

話はだいぶ脱線したけども、ヒデキの場合はその職人芸が「歌唱力」になるわけよ。歌手ですから。もちろん。

プロレベルに料理のうまい歌手、みたいに本業じゃないことが極まってるんじゃなくて、しっかり本業が極まってるってのが重要。要するに、本業を一生懸命やってる集大成が職人芸だと思ってるので、他に得意なことがあってもいいんだけど、まずは本業が極まっててほしい。

ローラ職人

ヒデキ界隈の方なら誰しもが噛みしめてると思うけど、一番わかりやすいヒデキの職人芸はやっぱアレっしょ。「傷だらけのローラ」っしょ。

時期によって若干歌い方が変わってたりアレンジが変わってたりするので、とりあえず90年代前半ぐらいまでの話として進めるけど(動画は77年と85年の比較)、まず、歌い始めから「今 君を救うのは」までの3ローラの出力がどの生歌でもほぼ一緒。

音程を外さず歌えることはもうヒデキなので当然として、それプラス、ヒデキ側の声の調律具合が一緒。なんて言うの?緩急というか抑揚が一緒。人力なのに1ローラごとに専用のプリセット設定が作られてるかのごとく、各「ローラ」がそれぞれ毎回同じ設定で喉から出力されていく。

ワイ、語彙力と音楽知識が無いのでなんとか察して()

あと、いっちばん最後のサビ終わりの、

ローーオ〰〰〰〰Lラーーー~~~~~(伝われ)

ここ毎回一緒!「ロー」を長く取るか「オ〰」を長く取るかの違いはあれど、ビブラートの出し入れとかラのLの強さとか踏ん張り具合(?)とかね!特に20代後半~30代ぐらいの映像だと、マジでどれ見ても同じクオリティ同じ出力設定で歌ってる。同じことがなんぼでも出来る。すごい!

加速大好きマン

最初からトップギアの曲もいいけど、「ちぎれた愛」みたいな、サビ直前でいきなり助走つけて殴りに来るような曲も好き。(言い方)

この頃の生演奏の指揮者はほんま優秀。番組の都合もあるのかもしれないけど、基本的に盛り上がりそうな曲は加速してくれるのでめっちゃ盛り上がる(私が)。

ほんで、この曲はアレよね、サビの畳みかけっぷりがヒデキを存分に生かしてていいよね。

たーとーえーイー!ちー!えー!(ダッダーーー!!!!)

ここ大好きwwww

そして、加速と言えばコレ。

クッソ速いwwwwwwめっちゃ楽しいwww

こういう感じで後方に他の歌手の方々が集まってるパターンの時は、大体ノリノリの五木ひろしさんがいらっしゃるので、心から「わかる!!!(大声)」とお伝えしたい。

あまりの楽しさに見逃しがちだけど、こんな速いテンポの中、だいぶ勢いにまかせて歌ってる感があるにもかかわらず、全く音を外さないヒデキの歌唱力よ。

たぶんこれ、リリース音源の1.2倍速ぐらいで進行してたと思うけど、まんまリリース音源を早巻きしてるのと同じくらい音外さないし、なんならノリノリな分踏ん張り具合とかマシマシで良き。

やっぱり元気な曲を歌ってほしい

バラードがダメとか一個も言ってない。(強調)

むしろ歌唱力を全開放したヒデキが堪能できるのはバラードだと思う。というか、基本的に子供の頃から音楽鑑賞に大して興味を示してこなかったので、バラードが何なのかイマイチよくわかってない…。

イメージ的にはテンポが遅い曲とか、細かく音階を移動しないゆったりした穏やかなメロディ、みたいな感じなんだけど合ってるんかね?ヒデキで言うと「ブルースカイ ブルー」的な。

とりあえず、このようなタイプの曲を便宜上「バラード」として話を進めさせてもらおう。

これまでに見聞きしたものだけの印象だけど、ヒデキのルーツを聞くと、バラードよりアップテンポな曲の方が本人も(少なくとも若い頃は)好きだったんじゃないかな。

ヒデキの声質的にも、アップテンポで元気いっぱいな曲の方がパワー押し出来るし、「がなり」(?)も効果的に使いやすいだろうし、曲調に繊細に合わせに行く曲よりは、ヒデキが曲調を引っ張ってってくれた方がテンション上がるので、やっぱりアップテンポでガツン!と盛り上がるカッコいい曲が聞きたい。

むしろ、あの声であれだけの声量があるなら、パワー押ししないともったいないと思ってしまう。

ということで、これまでに挙げた「傷だらけのローラ」「ちぎれた愛」「YOUNG MAN」以外で、ヒデキみの強い元気系お気に入りソングのひとつがこちら。

「傷だらけのローラ」の時も思ったけどさ、ヒデキはもちろん、夜のヒットパレードのオーケストラがかなり優秀。

時代と共に金管や弦楽器のパートはシンセとかでカバーされていってしまったけども、この時代は「バンド」と言いつつガッツリオーケストラ出来るぐらいの人数と楽器が揃ってるので大変素晴らしい。そして基本的にちょっと速めで進行する指揮者がマジ優秀。

演奏含めて生のパフォーマンスの方がリリース音源の上をいくってなんなのほんと…

デジタル世代の認識を変えるヒデキ

私が物心ついた頃には、もうCDで曲がリリースされる時代だったので、リリース音源=完璧な状態にガッツリ修正をしたもの、という認識で過ごしてきた。

そのため、歌手がライブや歌番組で生歌を披露する際、外さず歌えるかどうか微妙な高音の部分を避けたり、疲れて息切れしたら会場に歌わせたりするのも、生ならではの「味」として楽しむのがオシャンティな音楽鑑賞なのだと思ってたんだけど、ヒデキの生歌を見て、プロの歌手とは何たるかを見せてもらった気がした。

ヒデキにしたら、生歌でもリリース音源レベルで歌えることは前提として、さらにライブならではの迫力、表現力、アクションでも楽しませてくれるプロの鏡。

そりゃみんなライブ行くよ。リリース音源でも十分すごい歌唱力なのに、ライブに行ったらそのクオリティを保ったまま、それ以上の大迫力で圧巻のパフォーマンスを見せてくれるんだもん。

全集中で歌ったとしても普通に音が取れないレベルの歌唱力の人の歌や、息が続かないとか高音/低音が出ないとかで、生歌の時にメロディ変えたりするのを「ライブならではの醍醐味」とする考え方にイマイチ納得いってなかったんだけど、納得してなくて大丈夫だったわ。ヒデキにはその心配がない。

【そしてワイもライブDVDに手を出した】

職人芸が見れないなら二の次でいいや

だいぶ言い方キツくなってるけど、私の中で音楽鑑賞ってたぶんそういう認識だったんだろうね。だから今まであんまり音楽に興味なかったんだと思う。プロならその職人芸が見たい。つまり、歌手なら歌唱力が最重要。

歌唱力と言えば、TVで演歌歌手の方が歌ってる時は自然とちゃんと聞いてることが多いんだけど、演歌歌手は大体異次元の歌唱力なので、その職人芸見たさに聞いてるフシがある。

ワイのめんどくさいところは、歌手の職人芸見たさと曲の好みは別件という認識なので、なんぼ歌手本人の実力が異次元だとしても、盲目的にその人の持ち歌全てを大絶賛するわけではないというところ(もちろんその歌手自身に対しては、やっぱ何歌ってもうまいなぁって噛みしめてる)。

そもそもアップテンポな曲が好みなので、なかなか演歌にハマることがなかったんだろうね。むしろ、演歌歌手の方がTVの企画でポップソングをカバーしてくれた時の方がよっぽど食いついてた。それが好きな曲調ならやっぱり「さすが!めっちゃうまい!もっと聞きたい!」ってなるもんね。その代表格が島津亜矢さん。彼女はほんまエグい。話すと長なるから一旦やめとくけども。

だからこそ、演歌歌手レベルの歌唱力を持ったヒデキの本職が、ポップ系やロック系だったことのありがたみよ!本職で極まってるヒデキの破壊力ったら!そりゃ沼にも浸かる!

ここまで書いてて思ったけど、単純にワイが無駄に職人気質なだけなのかもしれん…。技術がなければ価値はない、みたいな仕事ばっかやってたもんで…。(急に自信がなくなる)

元気な歌が好きな理由(蛇足)

ワイ、そもそも子供の頃は大して音楽を聞かずに育ち、学生時代に世間がユーロビート全盛期だったので若干ユーロビートを聞きかじり、ブーム終了以降15年ぐらいまた大して音楽を聞かず、この5年ぐらいで洋楽をボチボチ聞くようになってユーロビートにもブーメランし(このヒデキ用語が使いたかった)、突然のヒデキブーム到来、という時系列なんだけど、その音楽聞いてない頃は何してたんや?というと、具合悪かったんよ。ずっと。音楽とか好んで聞いてる余裕がなかった。

歌番組とか流れてれば耳に入ってはいただろうけど、わざわざ見てはなかったし、街中で流れる曲も基本的に右から左だったので、驚くほど曲を知らない。というか知ってる曲にすごい偏りがある。子供の頃に見てたアニメやドラマの主題歌か、親が車で聞く用のカセットテープに入ってた曲。(ピンポイントすぎる)。

今気付いた。親のカセットテープに入ってたのも春日八郎さんの「赤いランプの終列車」とか三橋美智也さんの「哀愁列車」(なんで電車ばっかり…)とかだったんだけど、親の年齢考えたらクッソ古いはずなんよ(同世代なら絶対五木ひろしさんとか森進一さんぐらいのはず)。ということは、親は親でワイがヒデキ沼に浸かったのと同じようなことが発動してたんじゃなかろうか…

調べたら「赤いランプの終列車」は春日八郎さんのデビュー曲で1952年のリリース、「哀愁列車」は1956年のリリースだってよ…ヒデキですらようやく1歳…

話が散らかってきたけども、お伝えしたかったのは、私はこれまで心身ともに具合良くない時期がかなり長かったので、そんな時に静かな曲とかスローな曲、暗い曲を聞くと、より一層気分が下がって塞ぎこんでしまうかも、ということで、なんなし避けてきちゃってたんだよね。

いや、嫌いなわけじゃないんだよ。それを堪能するには体調を整えないといけないっていうポンコツな体だっただけで…

だから元気いっぱいの曲が大好きなんよ。歌ってる人の元気な様子が見たい。アップテンポでガンガンいこうぜ!な曲を聞くと、私も人並みに元気なんじゃないかって気になってくる。

どう説明したらいいかな。とにかく体が軽くなる気がするんよ。一時的でも気分だけでもなんでもいい、「私は元気だ」と思わせてくれるのが大事。

すっごい理屈をこねてはみたけども

そもそも大して音楽に興味のなかったワイが、なんで急にここまでヒデキにハマったのかいろいろ考えてはみたけど、最終的になんか理屈こねただけみたいな感じになっちゃったな…。

まぁでも再三言ってるけど、結局は生歌の威力でしょ。(これだけゴネゴネ書いたのに一言で片付ける)

見たことなかったんだもん。ここまで安定して生歌が上手い人。それこそ、ポップ大国のスウェーデンとかだと、声楽を学んだ人がポップ歌手として活動してたりするけど、日本だとそのパターンもほぼいないじゃない。

だから、完璧に修正されたリリース音源以上のパフォーマンスは存在しないって思い込んでたけど、100点満点状態のリリース音源の上を行くパフォーマンスが存在したことに一番の衝撃を受けたんだと思う。

なんだろう、もっとちゃんと伝わるように書きたいんだけどうまいこと出力出来ん。ちょっと頭の中で捏ね直してからまた書くわ…(まだ書く気)

おしまい

ヒデキをこじらせるとこうなる

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