何度も書いてる通り、私は自律神経失調症を患ってたこともあって、今でも自律神経がいまいちちゃんと機能してない感があるんだけど、ちょいちょい目にする解決法が瞑想や自己催眠のような暗示系の療法。
どうやら私の体調を考えると、こういう療法が効果あると言われてるんだけども、そもそもが素直で信じやすい人じゃないと無理じゃない?全く信じてなくても効果を出す方法ってあるのかしら。
もしくは、こういう療法を素直に信じられるようになる方法はあるのだろうか。
自律訓練法で効果が出てほしい
すでにもう2年以上微熱が出っぱなしなんだけども、突き詰めるところ、たぶん心因性発熱で間違いなさそうなのよ。
で、その心因性発熱というのは、要するにストレスで熱が上がってる状態なんだけど、微熱が出始めたのはストレスまみれで辞めた前職の時ではなく、前職に比べたらはるかにストレスフリーな今の職場になってから出始めたんだよね。
職場が変わった以外に特に生活は変わってなくて、自分でもストレスの原因がわからない状態。強いて言えば、常になんか体調悪いのがストレス。
卵が先か鶏が先か、なんだけど、とにかくこの場合はもうなんとかして自律神経を自分でコントロールするしかないっぽいんだよね。(「自律」しろよ…)
そこで世間で効果があると言われているのが自律訓練法。
「心因性発熱」で検索したらほぼ必ず候補に挙がる療法なのですぐにやってみたよ。光の速さで手を出してみたけども、全く効果が感じられない…
なんなら自己暗示にかかってる気すらしない…
なぜ効果が出ないのか
原因はひとえに私の性格な気がする。
自律訓練法をやってる間、とにかく集中出来ない。なんで集中できないのか、それは疑問が浮かびまくるのと、根本的に「うさんくさい」と思ってしまっていること…
私は微熱が出っぱなしであることや、自律神経がポンコツのおかげでありとあらゆる不具合が出ていることに心底困っているわけです。猫の手も借りたいし、藁も掴みたい。
で も !
心の底から「この療法は効果がある!」って信じられないみたいなんですよ…
清い心を持ってない人にはハードルが高い
まずは自律訓練法のやり方を調べまくった。
注意点はとにかく「疑い深くならず、効くと信じること」。
一番ハードル高いこと言うね。ただでさえ科学的でないものは信じられない傾向があるので、そこを念押しされるともう出来る気がしない。
せめて、もうちょっと「効くかもしれない」という手順であればなんとか出来るかもしれないけど、このやり方で「効くと信じろ」は無理がある訓練法だと思った。
どういうことか実際にやった時の様子を説明しよう。
具体的に説明する「ひねくれ者が自律訓練法やってみた」
前提知識
「自律訓練法」で検索して出てきたサイトは大体同じ説明(当たり前)だったので、一番細かくコツとか説明してたこのサイトを参考にやってみた。
最初に引っかかったのがこの一文。
自律訓練法は、心身を眠りと目覚めの中間の状態に持っていきます。リラックスしてボーッとしているときや、うつらうつらしているときに近い心身状態を作り出すのです。
リラックスしてるときってボーっとする…?
私が思う「リラックスしてるなぁ」って感じる場面は、好きな作業、例えばペーパークラフトに没頭してガリガリ作業してる時みたいな、「体調がいいので思う存分やりたいことが出来る!」って時が「リラックスしてる」状態。それほど日常的に体調がよくない。
うつらうつらしてる時なんか大体寝たいのに寝られない状態だから、どちらかというとイライラしてる。人間として、この状態を目指すことがいいことなの?ほんとに?
また、自律訓練法には以下の7つの「(言語)公式」というものがあり、
・背景公式「気持ちが落ち着いている」
・第1公式 安静練習「両手両足が重たい」
・第2公式 温感練習「両手両足が温かい」
・第3公式 心臓調整練習「心臓が自然に静かに規則正しく打っている」
・第4公式 呼吸調整練習「自然に楽に息をしている」
・第5公式 腹部温感練習「お腹が温かい」
・第6公式 額部涼感練習「額が気持ちよく涼しい」
このうち、第3公式~第6公式はちゃんと専門家の指導を受けた方がいいそうな。
第2公式までは自分でやっても大丈夫、とのことなので、第2公式までを実際にやってみた。
実技
自律訓練法の基本姿勢は、仰向けに横たわる「仰臥(ぎょうが)姿勢」、椅子に座る「単純椅子姿勢」、背を後ろに倒した椅子に座る「安楽椅子姿勢」があります。
自然に心身がゆるむという医学的条件が含まれた姿勢がこの2つだそうなので、基本に忠実に沿った方が効果は高いだろう、とのこと。
椅子が無い()ので仰臥姿勢でやってみよう。
仰臥姿勢にになったら、最初に何度か深呼吸をして、体の力を抜く。こわばっているところがあれば、ゆすったりしてゆるめるらしいんだけど、ここで1つ問題が。
体の力が抜けたかどうかがわからない。
というか、こわばったりしてるとかが自分で判断つかないので、一旦仰向けになったらもう体の力が抜けたと思ってたんだけど、どうなの?強いて言えば、普段横向きで寝る派なので、仰向きの状態がまず違和感。横向きにさせてもらえれば絶対体の力抜けたって自信あるけど仰向けじゃないとまずいんでしょ?
仮に座る姿勢でやろうとしたとしても、単純椅子姿勢は背もたれ使うなって書いてあるんだけど、力入れておかないと座ってる体勢維持出来なくない?どういうこと?
まぁいいや、とりあえず先に進んでみよう。次なんだっけ?
(この間に一旦起きてPCで次の手順を確認)
「気持ちが落ち着いている」と心の中で繰り返すのか…
「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」「気持ちが落ち着いている」
コツは、「気持ちを落ち着けよう」「落ち着けなければ」などといった積極性のある態度で向かうのではなく、「いま既に自然と落ち着いている感じをそのまま感じとり受け入れる」態度で向かうことです。
いや、今自然と落ち着いてるわけでもないのに、無理やり落ち着いてるかのような言葉を繰り返させておいて「積極性のある態度で向かうのではなく」はないだろう。
どちらかと言うと、自分をだまそうとするときにやるやつだよねコレ。落ち着いてないけど「落ち着いている」っつってなんとか落ち着かせようとするやつ。
まぁいいや。で、次はどうするんだっけ(再びPCで手順を確認)
身体がゆるみ、気持ちが落ち着いていることが感じられたら、「手足の筋肉がゆるんで重たい感覚」を感じとるための公式の練習に入ります。
GAME OVER … _(:3」∠)_
数分頑張ってはみたものの、いつまで経っても「身体がゆるみ、気持ちが落ち着いていること」が感じられず、先に進めなくなりました。()
懲りずに動画を使って自律訓練法を試してみる
先ほどの反省点は、まず先に段取りをしっかり覚えておかないと、リラックス云々の前にいちいち手順を確認する手間が発生してしまって、集中力から何から途切れてしまう。
仮に、手順を覚えたとしても、なんとか体の力を抜いたり気持ちを落ち着かせた時に「えーっと次は…」という中断が入ってしまう、無意識で次の手順が思い出せるぐらいの覚え方をしようと思うと、とにかくリラックス出来なくてもまずは数をこなして体に覚えさせるしかない→何のためにやってるのか本末転倒になってくる。
ということで、YouTubeなどの動画サイトに自律訓練法の音声ガイドがたくさん上がってるので、そちらを使ってうまいこと誘導してもらおうと思う。
まず動画選びで思ったことは、「イラッとしない動画を探すのが大変」。
本当に申し訳ないけど、そもそも俗に言うアニメ声が好きではないので、ボカロ要素の強い、わざとくさ~いイントネーションの読み上げソフトで作成された動画は問答無用で除外決定。ゆっくり系かモヤさまのナレーションボイスならなんとか許容出来る。あとは、無駄にささやきボイスのやつもイラッとくるので除外したい。音声に対してやけに音楽が大きいものも何言ってるか一生懸命聞かなきゃいけないので除外したい。「体の力を抜きましょう…そうです、上手に出来てます…」みたいないらんことを言うやつも、「お前見えてないやろ!」って気が散ってしまうので除外したい。
ほんとすいません…なんか文句多くてすいません…
結局しっくりくる動画が見つけられず…
残念ながら、「これベスト!」って動画が見つけられなかったので、私が一般的にアップされている自律訓練法の動画の何に引っかかるかを説明していこう。
「自律訓練法」で検索して一番再生数の多かったこちら。
読み上げソフトでもアニメ声でもなく、良さげではあったんだけど、まず仰臥姿勢向けではなかった。まぁそれは私が座る方で対応すれば済むのでヨシ。
ここからは、実際にやってみるとどんな感じで引っかかっていくのか一例として出しておこう。
ゆったりとくつろいで椅子に座り、目を閉じてください。静かに、深く、深呼吸をしましょう。
(座って目を閉じながら)「深く深呼吸」…。「頭痛が痛い」みたいな言い回しだな…(深呼吸する)…何回するのかな?次にしゃべり始めるまで深呼吸続けてればいいのか…(深呼吸2回目)
そうです、もう一度深ーく深呼吸をして下さい。
あっ…1回だったのね…。10秒ぐらい間があったけど、10秒かけて深呼吸ってだいぶキツイぞ…
体中の汚れた空気を全部吐きだして、宇宙のさわやかなエネルギーを吸い込むとイメージしましょう。
そういうの先に言って…深呼吸って吸うのが先じゃん…
(宇宙って真っ暗でさわやかなイメージ無いんだが…)「宇宙のさわやかなエネルギー」がどんなやつなのかピンとこない…
深呼吸を3回繰り返します。
こっから3回?結構しんどいね…
………(案の定、次にしゃべり始めるだいぶ前に深呼吸3回が終わる)
さっきから、深呼吸以外のところの呼吸をどうしたらいいかわからん…。その間普通に呼吸しちゃうと「深呼吸して下さい」のタイミングと合わないし、次に何するかわからないから、呼吸の間を合わせるタイミングがわからん…
さぁ、もう1人の自分を感じてください。
!?急に難しいこと言うね?
自分が言ったことを、自分の中のもう1人が復唱するようにして下さい。
ん?えっ?まだもう1人見つかってないんだけど、どう…どこに…(焦る)、とにかく他人に復唱させる感じでいいのかね?
あなたは今、ゆったりとした気分になっています。
なってないwww絶対なってないww
もう1人の自分探しでめっちゃ焦ってるよ…
あなたは、あなたの中のもう1人の存在に、私が言うことを「本当だ、私は今ゆったりとした気分になっている」と復唱させて下さい。
(1回で理解出来なくて一旦動画を止めて巻き戻す)
なんて?もう1人の自分には何を復唱させるの?「私が言うこと」を復唱じゃなくて、「本当だ、私は今ゆったりとした気分になっている」って方を復唱する…のね?
(なんか文法おかしくないか…?もうちょいわかりやすく言ってくれーい。悲)
さぁ、あなたは右腕が重たくなります。ほら、右腕が重たくなってきた。
「なってきた」って言われても…
右腕が、重たーい。右腕が、重たーい。どんどん重たくなって、右腕が下に垂れます。
右腕が重たーい。
…いや、やっぱ自分に嘘はつけん…重くなってないもんよ…
※あくまでも一例です。大体こんな感じで気が散ってるんです…
Wikipedia最強説
初心に返って(?)自律訓練法のWikipediaを見てみたんだけど、どの解説ページよりも大前提の基礎が載ってた。
そもそも、1人で出来るようになるには訓練が必要なレベルで、Wikipediaの具体的な訓練方法によると、
公式の効果を感じるまでは次の公式に進んではいけない。つまり最初は第1公式の「重い」だけを繰り返すことになる。
へー!出来るまでそこで止まってるのが正解なのね!
訓練初期や初心者は1回の訓練は長くて5分ほどで終了しなければいけない。公式を短くまとめるのもそのためである。1回練習を行ったらきっぱりと終了・覚醒し、直ちに2回目の練習に入る。
へー!最初から急に出来るわけではなく、出来なかったら一旦「やめたっ!」ってして、改めて練習するもんなのね!
この他にも、「1回の訓練を長々やっていても効果が上がらないばかりか逆効果」とか大事な情報がめっちゃ載ってた。最初に読むべきはコレやったんや…!
なんか自律訓練法について書いてるサイトのほとんどが、「いつでもどこでも1人で簡単に出来る!」みたいな触れ込みだったから、私だけが出来ないのかと心配になってたけど、やっぱり最初は基礎知識を学んで練習が必要なのね。むしろ安心したわ。
えーどうしようかな、ちょっと頑張って練習してみようかな
私はいわゆるヒーリング音楽みたいなのも、(ダルい曲やな…)と思ってしまうし、水のせせらぎ音とかもチョロチョロうっとうしいと思ってしまうし、
こういう「ザ・ヒーリング」みたいなサムネだけでも、(うさんくさい…)と思ってしまう大変残念なメンタルなので、語学書みたいに淡々と基礎とか書いてあってコツコツ練習すればそこそこのレベルで出来るようになる、みたいな方がやる気出るのよね。
ちょっとWikipediaをじっくり読みながらやってみて、やっぱりダメだ!と思ったらもうすっぱり諦めようかと思う。
ちなみに、私はレイキヒーラーです。
が、「レイキってちょっとうさんくさいなぁ~…」って実は今でも思っています。(先生はじめ、世界中のレイキヒーラーの皆様すいません…)
それでも私がレイキヒーラーになったのは、「レイキは信じようが信じまいが効果がある」と言い切った私の先生の言葉と、それで自律神経失調症でありとあらゆる症状が出てて瀕死の状態から社会復帰まで回復したという実績があるからです。
じゃあ今レイキ頑張ったらええやんって話になるんだけど、うさんくさかったあまり、しばらく使ってなかったらスキルが衰えてしまったという…
復活法はあるっちゃあるんだけど、先生のところ(千葉)までいかなきゃならないのと、経済的な事情で…
しかも、それで微熱出っぱなしが改善するかどうかはわからないっていう(まだ信用してない)
おしまい