子供の頃、何の疑問もなく歌ってた「あんたがたどこさ」。実はものすごい変拍子じゃない?
正解が知りたくて譜面を探したら余計に混乱したのでまとめておく。
まず最初に、思い込んでた拍子がこちら
「ググレカス」の部分は抜いて、とりあえず前半はこの方と同じように解釈してた。
フルで説明するとこんな感じ
あんたがたどこさ ←4拍
肥後さ ←2拍
肥後どこさ ←3拍
熊本さ ←3拍
熊本どこさ ←4拍
せんばさ ←2拍
せんば山には ←4拍
たぬきがおってさ ←4拍
それを猟師が ←4拍
鉄砲で撃ってさ ←4拍
煮てさ ←2拍
焼いてさ ←2拍
食ってさ ←2拍
それを木の葉で ←4拍
ちょいと隠 ←3拍
せ ←2拍
たださ、これを譜面にした時に「こんなごっちゃごちゃな変拍子ある?」と思い、実はこうだったのでは?と思った解釈がこちら
あんたがたどこさ肥後さ ←6拍
肥後どこさ熊本さ ←6拍
熊本どこさ せんばさ ←6拍
せんば山には ←4拍
たぬきがおってさ ←4拍
「せんば山」前までは6拍説。なんか割とスッキリ収まったやん。
さて、何が正解なのか。
2拍子と3拍子のみで構成される王道パターン
「あんたがたどこさ 楽譜」で画像検索して、一番多かったパターンがこれ。
確かにこのパターンだと「肥後どこさ 熊本さ」だけを3拍子にすれば特にごちゃごちゃすることなく終わるんだよね。
ただ実際問題、子供の頃にやったようにボールつきながら歌うとさ、「あんたがたどこさ」で1ターン(「さ」でボールまたぐ)な節があるから、そこは4拍子にしたくない?
2拍子で行ったら、「が」で一旦ボールまたがなきゃいけなさそうじゃん?
力業のほぼ4拍子進行パターン
このパターン発見した(四条畷学園大学サイト内)時はちょっと笑った。
「肥後どこさ 熊本さ」の途中で切れてる感がどうにも変な感じ。
まぁそれよりも強烈なインパクトを残してるのは「それを木の葉でちょいとおっかぶせ」の部分。
これ4拍子にしたばっかりに「おっかぶせ」なきゃならなくなったんじゃなかろうか。
で、最後の「うまさでさっさっ」とは?
もはや書き方の問題?8分の6パターン
カワイ出版さんの解釈の出だしは、まさに私が想像した通りの6拍なんだけど、「肥後どこさ 熊本さ」の8分の9拍子がいまいちよくわからない。そのまま6拍子でよくない?
しかもそのまま「せんば山」以降も6拍子でいくとなんか切るところが変な感じする。
これはアレかな。譜面の知識があれば「こうしないとむしろ変」ってなるんかな。
なんやかんやでやっぱり一番しっくりくるのはコレ
これ一番子供の動きに沿ってるっしょ!この拍子にあわせてボールをまたげばアラ完璧!
ごちゃごちゃするけどやっぱりこれが一番しっくり。
おまけ:意地でも拍子変えたくないマン
介護求人ナビさんに載ってたこのパターン。
力業パターンと同じ発想で、こちらは全部2拍子で処理した究極系。
「肥後どこさ 熊本さ」で一瞬裏打ちっぽくなるおもしろパターン。
しかも最後は「隠す」のではなく「かぶせる」。なぜ。
結局正解がわからない
拍子がわからないどころか、歌詞も微妙にわからないことが判明。
とにかく、「肥後どこさ 熊本さ」の問題児っぷりよ。こやつらの処理のせいで何拍子か意見が割れてる気がする。
メロディ、詩、共に「諸説あります」のパターンなのかしら。なんか日本の童謡とか昔話って諸説あるよね。しらんけど。
最後に、タイトル画像で「結局、あんたがたどこなんだ!?」って書いたけど熊本だよね普通に。
おしまい