学生時代、国語の成績が悪かったために、何かにつけて伝えたいことがうまく書けない集大成が今回のタイトルにモロに表れたわけだけども、こんなポンコツでも言語に興味を持っている。
今回はそんな話。
通訳?翻訳?の歴史が気になる
地味に学校でも習わないし、どうなってるのかよくわからなくない?
各々の言語の歴史はまだわかるんよ。日本語なら中国から漢字が伝来して、形を崩して出来上がってったのがひらがなカタカナ、みたいなさ。ほんでその漢字はどうやって出来たかっつったら象形文字みたいな絵文字的な感じで書いてたのがだんだん今の形に変化していった、みたいな。
そこまではええんよ。
そういうのが世界各地で出来上がっていろんな言語の始祖みたいなやつが固まっていったわけじゃない?
なら、その出来上がった言語同士が初めて対峙した時、どうやってお互いを理解したの?つまり、通訳の始祖はどうなってたの?
ホレ、ちょっと物騒な話だけど、今は戦争するっつったら宣戦布告するのがマナーみたいなところあるけども、四大文明とかそれぐらい昔の頃って、宣戦布告しても使われてる言語が違ったら理解出来なかったんじゃない?
当時の戦は結果的に急襲で、もし負けたら何言ってるか一個もわからない人たちにアレコレ決められてたのかしら…
言語的な親戚がいるならまだわかる
想像しやすいところで言うと、スペイン語とポルトガル語みたいな。
文法も近いし共通の単語も結構あるみたいだし、どっちも突き詰めると同じ先祖を持つと思われるインド・ヨーロッパ語族で、その中でもイタリック語派のロマンス諸語に属するスペイン語とポルトガル語は、かなり言語的に近い親戚同士なので、イマイチ意味はわからなくとも根性でなんとか理解出来るようになりそうな気はする。
同じ感じで、「インド・ヨーロッパ語族同士」まで広げるとキツイかもしれんけど、例えばロシア語やウクライナ語が属するバルト・スラブ語派や、ドイツ語オランダ語が属するゲルマン語派など、同じ語派同士であれば根性でなんとかなるかも、と思うけど、「日本語」ってどうなん…?
未だにぼっちの日本語
Wikipediaでも「孤立した言語」のページに登場する日本語。
話者1億を超えるにもかかわらず孤立。他はほぼ少数民族の言語で話者も少ないけど、日本語だけは公用語で母語話者がイタリア語フランス語ドイツ語より多いにもかかわらず、言語的にはぼっち…。
まぁ朝鮮語も韓国・北朝鮮の公用語にもかかわらず孤立扱いだけども、日本語との関連があるかもしれないとかないかもしれないとか。なんか文法的には割と似てた気がしたけどもどうなんだべ。
まぁ仮に日本語と朝鮮語が親戚だったとしても、どっちも孤立語だし日本は島国なので他に隣接する国が無く、周辺諸国の中国やロシアとは言語的に親戚ではなさそう。
そんな中でも弥生時代に漢(当時の中国)に使者を送って金印とかもらってるぐらいだから、その頃には少なくとも中国語とは疎通が取れてたわけじゃない?
ひらがなカタカナが出来上がったのって平安時代ぐらいって言われてるけど、それより前の人たちは漢文読めてたん…?一発目の人はどうやって解読したんや…?
言語の壁を超えた助け合いがあったのかしら
いろいろ調べてみたところ、商業的に交流があった地域はお互いの言語を交換したりしてたとかジェスチャーで頑張って解読したみたいな説は見つかったけども、昔の人はどこまで協力的だったんかね?
勝手なイメージだけど、それこそ都市国家が出来てポリスが出来た云々ぐらいの頃はさ、強いものだけが生き残るみたいなサバイバル的イメージがあるので、同じ言葉を話してない=敵!みたいな感じにはならなかったのかな?
日本人が初めてペリーを見た時に赤鬼だと思ったように、何しゃべってるかもわからん初見の民族にフレンドリーに行ってたとは思えんのよ。
これ島国的発想なんかなー。陸続きのところはそんなこと言ってられなかったのかなー。今でもそうだけど、ヨーロッパはあの範囲にいろんな言語が生き残ってるだけあって、お互いに協力して商売とかしないと発展出来なかったのかもしれんよね。
いろんな民族が住んでるばっかりにめっちゃくちゃ戦争してきた印象あるけど、それでも最低限の頻度だったのかもしれない。まぁそらそうか、アメリカ大陸側みたいに先住民族が駆逐されて新興勢力の支配下に置かれたら対立も何もないもんな…。
意地悪な人がいなかった説
ワイはひねくれてるので、仮に商業的交流があってお互いに一生懸命言語交換しても、それが本当かどうか信じられないのでは、と思ってしまうのである。
日本で言うと、鎖国中でもオランダは交流があったよね。蘭学が発展して医療技術が向上したのもオランダのおかげ。
この頃、すでにオランダ語を通訳出来る人がいたかどうかはわからんけど、もしいなかったとして、世の諸説通りなら最初はお互いに一生懸命ジェスチャーで解読しようとしてたわけじゃない?
まともな例を挙げると、鎖国中でもオランダと交流のあった長崎ではベンチのことを「ばんこ」って呼ぶ方言が残ってるらしいんだけど、これはオランダ人がベンチのことを「ばんこ」って呼んでたのに由来するらしいんだよね。どうやら正確には「bank」らしいんだけど、子音で終わる習慣がほぼない日本人にとっては「ばんこ」っぽく聞こえたんだろうね。
こんな感じで全てが伝わってればいいけど、昔見た2chかなんかのコピペで、職場の外国人に「疲れた」は「だっふんだ」である、と教えたばっかりに、終業後には「あ~だっふんだなぁ」「ほんとだっふんだ」という会話が繰り広げられている、という話を見たことがある。
こういうことするヤツ腹立たない?(話変わってる)
まぁそれは置いといて、当時はこういうことするヤツが皆無だったのかね?世界的に。それとも一部こんな感じで誤解されて伝わって定着しちゃったパターンとかもあるのかな。
細かいニュアンスはどうしてたのか
名詞とか基本的な動詞ぐらいまではそんな感じのジェスチャーで頑張ればいいと思うけど、細かいニュアンスはどうしてたん?日本語って半端なく同義語多いし口調の差もあるから相当難解になると思うんだけども。
例えば、犬を指さして「いぬ、い!ぬ!」と一生懸命伝えてる大人の横で、子供が指さして「わんわん~!わんこかわいいー!わんこー!」とか言ってたらもうパニックじゃない?全く日本語がわからない場合は「こいつなんなんや?」ってならんのかな。
まぁ言うてこれぐらいなら対策出来るっちゃ出来るけど、「間違いなく」と「確実に」の違いみたいな、ネイティブでも何て説明していいかわからんようなやつをジェスチャーで伝えるの無理くない?逆に、英語のように語順によって意味が変わってしまうような言語と対峙した時、「こういう語順で言わないと伝わらないんだな」とかどうやって突き詰めたんや…?そもそも、正確に伝わったかどうかをどうやって確認してたんや?
もう謎だらけです。
もっと言うと、辞書が存在する今でも細かいニュアンスとか違和感は解消しきれない事例が発生するわけじゃない?親の母語と世の公用語が違う環境で育って出来上がったバイリンガルとかが全面協力してその隙間を埋める作業をしてくれないと、今の通訳翻訳技術は誕生してないんじゃないかと思う。
そういう人材が存在しない言語に関しては、学者さんが一生懸命古代語を解読するように、暗号解読作業のようになってたんじゃなかろうか。
ということで世界史を勉強したい
こんな感じのことをグルグル考えて世界史の本とか読みだすのがここ最近の正月の過ごし方です。
なんでだろうね?なんか年が明けると思ったら、今から〇年前には〇〇が起きたんやなぁ…とか考え始めて、これはどうだったんだ?アレはどうしてたんや?みたいな疑問が浮かび始めて、いろんな歴史を調べたくなってくる。
学生時代に世界史をほとんど勉強してなかったので、基礎知識が皆無なせいもあるんだろうね。
まぁそうやっていろんな歴史を調べてみるのも面白いんだけど、変な疑問はスッと解決しないし率直に疲れる。(結局それ)
疲れるんだけど発達気味になっちゃってスパッとやめられない…しんどい…
おしまい
自分でも何が何だかイマイチ頭の中でまとまってないので、全体的に「何言ってるんだ…?」みたいな感じになってたらゴメン…