オフトナイズ式「逃げの移住」完全ガイド

ウィンナーとフランクフルトとソーセージの違いをオーストリア人とドイツ人に聞いてみた

wurst01語学
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突然ですが、ドイツに友人がいまして、その人はオーストリア人なんだけど、パートナーはドイツ人。まぁどっちも母語がドイツ語ということで、長年の疑問をぶつけてみた。

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ドイツの名物である「アレ」は何と呼ぶ?

ドイツと言えばウィンナー?いや、ソーセージ?待って待って、「フランクフルト」って言ったりもするよね?いや、ドイツと言えばビールやろ。

ビールは蛇足なので一旦置いといて、ウィンナーでもソーセージでもフランクフルトでも、要するに指してるものは大体同じじゃない?

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要するに、ドイツと言えばビールとコレでしょ。

この食べ物、現地人は何て呼んでるの?

現地人に聞いてみた

ドイツ語では「Wurst」ですって。ぎゃふん。

じゃあ「ウィンナー」とか「フランクフルト」とか「ソーセージ」ってなんなのか、ドイツ語話者である友人カップルに聞いてみたところ、衝撃の回答が。

・「ウィンナー」はドイツ人から見たオーストリアのWurst

・「フランクフルト」はオーストリア人から見たドイツのWurst

・「ソーセージ」は英語

ですってよ。(諸説あります)

「ウィンナー」ってよく考えたらアレよね。アルファベットだと「Wiener」って書くんだけど、これだけてピンときた人は語学通。「Wien」は「(ドイツ語で)ウィーン」なんだよね。オーストリアの首都、ウィーン少年合唱団でおなじみの「ウィーン」。Viennaでは?と思った人もいるかもしれないけど、Viennaは英語です。ドイツ語表記では、オーストリアの首都はWien。

ということは、「ウィンナー」はドイツ人にとって、「オーストリア風のWurst」、「ウィーンのやつ」みたいなニュアンスから誕生した言い方なのでは。

一方、「フランクフルト」は、それこそなんで気付かなかったんだろう、と思ったけど、ドイツに「フランクフルト(Frankfurt)」って地名があるよね。

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普通に名産だった。

さらに盲点は、ソーセージはただの英語(名:sausage)ということ。

ドイツ語と英語は使ってるアルファベットがほぼ同じなので、なんか混同しがちだけども、Weblioによると、sausageはラテン語の「塩漬けの食物」が語源の英語。なので、ドイツ語話者にも一応「sausage」で伝わるだろうけど、緑茶をわざわざ「グリーンティー」って言うぐらいの違和感はあるんじゃないかな。通じないことないけど「要するにWurstっしょ?」みたいな。

同じアルファベットを使うからこその混乱

ドイツ語と英語は、言語的に祖先が同じということもあって、文字がほぼ共通(ドイツ語は英語のアルファベット+äöüßの全30文字)。そのため、ドイツ語と英語でほぼ同じ単語もたくさんあるんだけど、sausageとWurstレベルで全然違う単語もたくさんある。

ちょっと話が逸れるけど、散々書いた「オーストリア」も、英語ベースで「Austria」をカタカナ表記したものなので、オーストリアの公用語であるドイツ語で書いたら「Österreich」、カタカナで書くなら「エスタライヒ」に近い感じだし、「ドイツ」はドイツ語ベースの「Deutschland」のカタカナ表記(ドイツランドのランド抜きだと思う)で、英語だと「Germany」なので、カタカナで書くなら「ジャーマニー」。

日本語に変換する時にこういう一捻り入るのなんとかしてほしいよね。カタカナにするときの明確なルールがほしい所存。

なお、オーストリア人の友人も、そもそもなんで母国Österreichが英語圏からAustriaと呼ばれているか全く理解出来ないとのこと。発音が似てるわけでもないし、そもそも英語圏には「オーストラリア(Australia)」という超紛らわしいイギリス連邦構成国(公用語が英語)があるのに…と言っていた。

余談

日本のソーセージの商品名はドイツ語っぽい名前になりがち、ということで、日本では「アルトバイエルン」と「シャウエッセン」というソーセージが売られている、という話をしたところ、「ネーミングセンスwwwww」と爆笑してた。特に、「アルトバイエルン」は、意味的に「古(いにしえ)のバイエルン」ということで、もはや「バイエルン王国」を想像させる厳かすぎる商品名に聞こえたようだ。我々で言う、「古の京都」という商品名の緑茶ティーバッグがドイツで売られている、といった感じだったのでは。お買い得パックのクセに格式高そうやな!みたいな。しらんけど。

おしまい