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電動歯ブラシの選び方とPanasonic Doltz EW-DL35レビュー

ew-dl35_01 生活
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頻繁に手指を捻挫するので、怪我の具合によっては歯磨きがつらい。

ということで、あんまり気は進まなかったけど電動歯ブラシを導入したのでご紹介。

正直、歯科医は電動歯ブラシ自体をあまりおすすめしない

もう何年もお世話になってるかかりつけの歯医者さんでは、基本的に手動で磨くことを推奨している。

その理由は、電動歯ブラシだとどうしても磨いた気になっただけで、ちゃんと磨けていないことが多いから、ということらしい。

歯医者さん曰く、掃除機は届く範囲はすごくキレイになるけど、届かないところのゴミは残ったまま、それは電動歯ブラシでも同じようなこと、だそうです。

これは私もよくわかる。手でしっかり磨ける技術があれば、電動ブラシで表面を撫でるだけよりも隅々までちゃんと磨けるということだよね。

出来れば手で磨きたいけども

なんせ虫歯治療が大嫌いで、歯磨きに関しては相当気を付けて磨き残しが無いように頑張ってきたおかげか、割と定期健診ではよく磨けてると褒めてもらうことが多い。

ところが、節々を負傷するようになってからは、歯ブラシを動かすのがつらくなってしまい、怪我具合によって歯磨きがおろそかになりがちな気がしてしょうがなかった。

肘を曲げないと歯を磨くことは出来ないけど、肘を曲げるとうまく折りたためず、筋かなんか挟み込んでしまうようなときがあり(伝われ)、曲げるたびに激痛が走ることが増えてきた。(これをやると高確率で治るし症状的には肘内障に相当近いと思うけど、基本的に子供しかならないと聞いてしょんぼりしている…。)

そして、歯ブラシを歯に当てて磨く力で指先が必要以上に反り返ってしまい、痛めてる時には大変キツイ。

別に指が全力で反り返るほど強い力で磨いてるわけじゃないんよ。

よく、歯ブラシの持ち方は鉛筆の持ち方にするといい感じに力が入らなくていいって言うじゃん?私の鉛筆の持ち方はコレ↓で、むしろ指の痛みで筆記にすら支障が出てるぐらいなので、磨こうと思って力を入れたら3往復ぐらいでもう指が痛くなり始める。

というEDS疑惑にまつわる歯磨き事情を歯医者さんに説明して相談した結果、電動歯ブラシを使ってみて、次の定期健診に染め出し(磨き残し箇所にピンクの色がつくやつ)をやってみようということに。

Panasonic Doltz EW-DL35を購入

これを選んだ理由は後で書くとして、とりあえず先にレビュー。

同梱物は

  • 本体
  • 替えブラシ3本(極細毛ブラシx2、ステインオフブラシx1)
  • 充電器
  • ブラシスタンド
  • 取扱説明書

以上。

まずは本体を充電しないことにはどうもならんので、充電してみよう。

本体底に充電17hとの文字。17時間!?長!

こちらが充電器。カチャっと端子に接触して充電するタイプではなく、枠の中に載せれば充電が始まる、おくだけ充電的な仕様らしい。

EW-DL35のいいところ悪いところ

まずはいいところから。

バッテリーが死ぬほど持つ

せっかくレビュー書くし、バッテリーがどれぐらい実働で持つか確認してから書こう、と思って、軽い気持ちで初めて充電してから使い切るまでどれぐらいか試してみたところ、一向にバッテリーが切れる気配がなく、結局「充電しなさいランプ」が点灯するまで待ってたら、購入してから3か月近く経過してしまった。

カタログの使用条件同様に1回の充電で1日2回使ってコレ。想像以上すぎてどうしようかと思った。

カタログには1日2回使って約22日とか書いてたけどね…?すごいね…?

本体の重さも、そりゃ普通の歯ブラシに比べたら全然重いけどスマホよりは軽い感じだったので、バッテリーの容量もそんな無いと思ったわけよ。(仕様表にバッテリー容量の記載がないので正確にどれくらいの容量なのか不明)

それでこれだけ持つなら上等よね。1回充電なくなったら充電に時間かかるから、充電器を歯ブラシスタンド替わりにして使う度に充電してる人とかいると思うけど、これだけバッテリーが持つなら絶対やめた方がいいよそれ。

電動歯ブラシに限らず、充電池は継ぎ足し充電すると負担かかってバッテリーの寿命が縮むと言われているので、出来るならバッテリーを使い切ってから充電した方が物持ちは良くなる。

EW-DL35もバッテリーがなくなってきたら使い終わった後に「ピー!」って鳴って「充電しなさいランプ」が点灯するので、購入後1年ぐらいだけでも使い切ってから充電するのを心がけると機械にやさしいよ。

割とちゃんと磨けてる

これを使い始めてから初めての歯科検診で、染め出しをやってみたところ、電動歯ブラシの割にはよく磨けてる、と褒めてもらいました。

大体こんな感じの結果だった↓

歯並びが悪いので、歯と歯の間はかなり気を使って歯ブラシがちゃんと当たるようにしてたつもりだったけど、自分では思ったよりちゃんと当たってなかった。

でも、電動歯ブラシでこれならいい方!とかなりアゲてもらったので、何も気にしてなかったらもっと磨き残し多かったんだと思う。そういうことにしよう。

まぁこの程度磨けててちゃんと定期健診に通えばそこまで電動歯ブラシにした影響はなさそう、とのことだったので、このまま電動歯ブラシで続けてみよう。

じゃ、次は悪いところ。

謎の30秒タイマー

EW-DL35には「磨き時間お知らせタイマー」という機能があるんだけど、これは間違いなくいらないと思った。

口の中を右上、右下、左上、左下と4ブロックに分けて、各ブロック30秒ずつ磨けばまぁ大体キレイに磨けますよ、という目安としてお知らせするタイマー機能。

「ピー」とか鳴るわけじゃなく、一旦動きが止まる。

動画のループでちょっとわかりづらいけど、こんな感じで一瞬止まるわけよ。

これは本当に歯磨きが雑な人用にある機能だと思う。せめてオフに出来ればいいんだけどね。

私の場合、歯並びが悪いこともあって、何も考えずに磨いたら各ブロック30秒以上磨いてたんよ。まだ余裕で磨きよるのに一瞬止まるから、「え?もう次のブロックいかなきゃダメ?」ってすっごい時間に追われる感があった。

気が付いたら、30秒に間に合うようにザザっと磨く感じになってきちゃって大変な本末転倒だったので、どうにかオフにさせて頂きたい所存。

駆動音がちょいと大きいかな…

まぁ電動歯ブラシは構造的にどうしても音が大きくなりがちだけど、やっぱり夜中とかで家族が寝てしまってる時には使いづらい程度の音が出る。

10年ぐらい前、実家の父が(音波系)電動歯ブラシユーザーだったので、どれくらい音がするものなのか何となく把握はしていた。

で、そこからもう10年ぐらい経ったから技術的に進歩して多少は音が小さくなってるかな、と思ったら大差なかったんよ。いや、ちょっとは小さくなってるのかもしれないけど、もはや人間の耳には聞き分けられないレベルだと思う。

ちなみに、EW-DL35の駆動はノーマルモードとソフトモードがあって、先ほどのお知らせタイマーの動画はソフトモード。ノーマルはこちら↓

機種がピンポイントでアレだけど、iPhone SE(第2世代)の人は、消音状態から音量アップボタンを11回押したぐらいの音が実際の音量に近いと思う。

電動ブラシのどこを見て選ぶのが正解か

まず、大ジャンルとして、音波振動歯ブラシか回転ブラシかで分かれる。

簡単に言うと、BRAUNは基本的に回転ブラシ、Panasonicとかオムロンその他は音波振動歯ブラシなことが多い。

BRAUNを買っていい人は、歯並びが超絶キレイな人。これに尽きる。

歯並びがキレイであれば、BRAUNの言う通りの使い方で隅々まで届くかもしれないけど、どれだけ替えブラシに工夫をしようが歯並びが悪い場合、丸型で回転する仕様だと歯の間に当てるのは至難の業。そこの技術に自信のある人は、歯並び悪くてもBRAUNでいいと思う。

では、音波振動歯ブラシはどれを選べばいいのか。

それは、出来るだけ機能の少ないもの

EW-DL35を買うに至るまで、いろいろスペックを見比べてみたものの、本来の歯ブラシとしての機能はどれもほぼ一緒だったんよ。

音波振動歯ブラシの振動は大体10000から30000振動/ストローク。手で1分1万回磨くのは無理だけど、歯科医はちゃんと磨けるなら手で磨くことを推奨している。つまり、1万だろうが3万だろうが、ちゃんと当たるべきところに歯ブラシが当たっていれば問題がないわけだ。

あとは、謎のアプリ連携とか、磨くモードの多さとか、替えブラシのバリエーションとかそういう感じの差別化しかしてなかったので、それならいっそ何もなくていい。

もし、フロスや糸ようじを使うのに問題がなければ、一番シンプルなモデル+フロス/糸ようじが最強だと思う。(私は指に支障があってフロスや糸ようじがなかなか使えない)

残るはランニングコスト。替えブラシのバリエーションはともかく、手に入りやすいかどうかは重要。近所のドラッグストアでホイホイと売ってるならベストだし、互換品がたくさん発売されてるなら尚よろし。

おすすめはPanasonic Doltz EW-DL36

ということで、選択肢を絞ったらたどり着いたのがコレ。

私が買ったEW-DL35の後継、EW-DL36。ハイ、面白くない結果だねぇ~。

違うんよ、私が電動歯ブラシ買おうと思った時点でDL36にはたどり着いてたんだけど、DL35も本体のスペックは全く同じだったんよ。DL36になっても相変わらず30秒タイマー切れないし。(根に持つ)

じゃ、(当時安くなってた)DL35で良くない?と思って買っただけなので、DL35かDL36の安い方で全然問題ないと思う。

ちなみに、さらに前の型でスペック的にも大差ないDL34もまだ販売してるところがあるけども、一周回ってお高くなってるので、それならDL35かDL36でいいよ。この3つ、違いは替えブラシの種類ぐらいなので。

面白くないわぁ~って思った方、同等スペックの他製品の価格見てきて。たぶんコレが一番お買い得やから。仮に電動歯ブラシに馴染めなかったとしても、最初にお高いやつ買うよりは手動歯ブラシに戻りやすいでしょ?

何がいいって、一応Panasonicの中ではミドルシップというか、むしろグレード的にはどちらかと言えば下の機種なのに、振動方式が最上位機種と同じなのよ。もうこれだけで買う理由になる。

そして、Doltz自体がもうある程度ブランド的に地位を得てるので、替えブラシの手に入りやすさとかを考えてもオムロンより少~しだけ上かな、あれこれ機能があっても結局使わないな、そういうことよ。

最初の方に書いたことを改めて強調するけど、どんだけ高くていい電動歯ブラシを買おうが、使う人間がどれだけ正確に歯の隅々まで歯ブラシを当てられるかが勝負だから!

アプリで管理した方が隅々まで当てられるって言うならアプリ連携出来るモデルを買えばいいけども、普通の歯ブラシで上手に磨けないっつって電動歯ブラシにしたところで、何も考えなくても上手に磨けるようになるわけじゃないからな!己の技術を磨け!

ということで、私のように歯を磨くこと自体に支障が出てる人はもちろん、シャカシャカ動かすことに気を取られ過ぎてうまいこと歯の隙間とかに歯ブラシを当てられない人などは、遠慮なく電動歯ブラシの力を借りよう。

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