えらいもんでさ、若い頃は全力で日焼け止め塗って「美白に命賭けてた」勢だったんだけどさ、年取ったら「美白」と思ってたのが「不健康」に見えてきちゃったんだよね。
たぶんハリの無さとか血色の悪さとかが若い頃より隠れなくなったからだろうけど。
一念発起から下準備まで
ということで、今年は健康的な小麦色の肌を手に入れるぞ!と奮起した!今年の初めぐらいに!
そう、冬の時点で「夏になったら日焼けするぞ!」と意気込んでたんだ。
私は千葉の海沿いで育った割に、夏になったら毎年海でパーッとするような子ではなかった。
だって、海は海でも東京湾だぜ…?京葉工業地域バリバリで、グレーの砂浜、黒い波だぜ…?
結構頻繁に海自体には行ってたよ。季節問わず。なんつーか、雑踏を離れる目的というか、水遊び目的ではなかったよね少なくとも。
まぁそんなわけで、遊び用の水着も持ってなかったのでAliexpressで購入。500円。安い!
泳ぐ目的ではないので完全デザイン重視で選んだ。
こんなんがやりたかったのよ。なんかキュートじゃん?
理由は後で書くけど、割と布面積少なめのやつにした。
この際BBAのソレはキツイとかそういう話はええわ。完全にただの自己満足でやりたいだけやから。どこで披露するわけでもないから。許して。
でさ、いろいろ調べたんだけど、そもそも日本には日焼けしたい人の情報があんまりないのね!やっぱり今の時代、美白、美白よ。
私の若い頃はまだ「ガングロ」がいた時代なので、日サロとかそういう情報はあったんだろうけど、なんせ美白派だったので当時全くそういう情報を集めてなかったんだ。
ほんで、海外勢は今も昔も「日焼けして健康的な小麦色肌になりたい」勢が一定数いるようなので、結局ほとんど海外勢の情報で勉強した。英語やっててよかった。
急に焼くと焦げる
海外勢、主に白人の方々の奮闘が見て取れた海外日焼け情報。
白人やアジア系の色白の方々は、元の色が白い分しっかり焼かないといけないんだけど、何の準備もせずに日焼けした場合、皮がむけまくる派とただ真っ赤になるだけ派、さらに、水ぶくれになる派に分かれるらしいんだよね。水ぶくれ…!
まぁ日焼けなんざ普通に火傷だからね。いかに安全に軽度な火傷でいい焼き具合を保つかが勝負なんだって。
私はここ数年、下手すりゃ十数年まともに日焼けをしたことがないので、すぐ皮むけるのか真っ赤になるのか覚えてない。(えっ)
少なくとも子供の頃は皮がむけたことあったと思うから、うまいことやらないとすぐ皮むける派なんだと思う。真っ赤になるだけで終わったことはあったかなぁ…たぶんないんじゃないかなぁ…
皮がボロボロにむけるとか一番避けたいよねこの年にもなると。不健康そうに見えるから日焼けしたいっつってんのに、皮膚がカリカリのボロボロとかほんとアレ。なんのためにやってるのやら、ってなるからマジで避けたい所存。
海外勢のノウハウの結晶を頂く
同じ「海外」と言えども、赤道に近い国と北極/南極に近い国では太陽具合が違うわけよ。なんだ太陽具合って。
最初に読んでた情報がさ、昼ぐらいから本でも読みながら晩飯ぐらいまで海でゴロゴロしてるといいよ、みたいな話だったんだけど、次に読んだ情報は11時~14時は日差しが強すぎるので危険!下手したら皮むけ祭りになるよ!みたいな話だったのよ。
へ?と思ってライターさんのプロフィール見たら、最初はフィンランドの人で次がイタリアの人だった。
危ない危ない。フィンランドは北欧の国で夏でも涼しく日差しがそれほど強くないので、晩飯までゴロゴロでOKなんだろうね。夏なら白夜で日も沈まないし。弱火でじっくり出来る国なんでしょう。
次に読んだイタリア人のライターさん、厳密に言うとシチリア方面らしいので、こっちの方がまだ緯度的に日本に近い。ということは、日本もお昼ド真ん中は避けた方がいいんだろうね。
ちなみに、念のため私が住む山口県とほぼ同じ緯度であるアメリカのカリフォルニア州の人の情報を探してみたんだけど、やっぱりお昼ド真ん中はやめた方がいいって言ってた。やっぱそうか。
1回で焼こうとしてはいけない
夏になると海外勢が頻繁に海でゴロゴロしてる理由にようやく合点がいったよね。
夏場の太陽は常に強火の状態で調整が出来ないから、焼かれる方が時間を短くしてこまめに焼かれるしか焦げないようにする方法がないんだね!だからみんな夏の間、何回も海に通って日焼けしにいくのね!
あとね、夏到来で「さぁ焼くぞ!」の前に、「肩慣らしの日」があるといいんだって。
体を紫外線や暑さに慣らすために、日焼けし始める一番最初の日は、朝や夕方の日が弱い時間帯に日焼け止めをしっかり塗って、5分~10分程度に留めておくといいらしいよ。
5分10分のために水着着て海って!って一瞬思ったけど、家から海までめっちゃ近いんだった。やったね!家から水着着てカバーのアレ(cover-upsって日本語で何て言う?羽織?私のやつ羽織らないタイプなんだけど…)着て車で海行って5分で帰るぐらいならまぁいいかな。
ついに日焼けデビュー
冬からちまちま準備してようやく日焼けシーズン到来!
まずは家で全裸になって全身に日焼け止めを塗り、水着を着用。人口密度が低いおかげで誰に遭遇するわけでもないので、その上に巻くタイプのカバーのアレだけ着て車に乗る。
10分ほどで海到着。100均で買ったレジャーシートを敷いて横になる事5分。撤収して帰宅。以上。
初めての日焼けはトータル1時間以内で事足りたぜ!当然ながら全く赤くもなってないし焼けた感も一切ない。それでいいのだ。慌てない慌てない。
とりあえずの反省点は、100均のレジャーシートが小さすぎたことかな。
ダイソーでファミマみたいなカラーリングの170×90cmのレジャーシートを買ったんだけど、私、身長170cmなんだよね。当然ながらギリすぎるギリ。横にはなったけど足は出てたよね実際。
そのダイソーで一番大きかったからそれを買ったんだけど、都会の大きなダイソーにはもっと大きいのがあったらしく、田舎の不甲斐なさを噛みしめた。もうちょい荷物とか置きたいし、後でちゃんとした大きめのレジャーシートをメルカリで買った。
2回目以降の持ち物とリアルな感想
初回はまぁほんの5分だからなんともなかったけど、2回目からは本腰で焼く段階。
まずどれくらいの時間焼こうかね。なんかみるみる赤くなるようならサッと引き上げようかと思う。で、お昼ド真ん中は避けたいので15時ぐらいからにしようかな。
せっかくならちょっとした「海外リア充」感味わいたいじゃん?冷たい飲み物とかさ、本とか持って行きたいじゃん?
とかいろいろ考えて、持って行ったのがこちら
- レジャーシート (200×200cm)
- クーラーボックス+保冷剤
- 凍らせたエビアンの750ml
- 凍らせた飲むゼリー的な
- フェイスタオル
- 日焼け止め
- サングラス
- 本
いざ海についてレジャーシート拡げて横になったらさ、クッソ暑いの!!!
日差しが熱いのはわかる、レジャーシートの下が熱い!弱火でじっくりを地で行ってる!違う!そうじゃない!
一気に汗だくよマジで。もうちょっと時間ずらした方がいいような気もするけど、夕方は家の事やりたいからもうあんまりずらしたくない。(本音)
でさ、レジャーシートって一応防水みたいなこと書いてるやつを買ったんだけど、おかげ様で汗べしゃべしゃ…フェイスタオルしか持ってなかったからとりあえず背中の部分に敷いたけど間に合ってない感半端ない。
飲み物系を凍らせたのと、クーラーボックスを持ってったのは正解だった。凍らせたペットボトルを外に出した瞬間みるみる溶けたからね!ちょっと飲んではクーラーボックスに入れ、のペースでちょうどよかった。
あとね、本なんか読めない()
日焼けしながら優雅に本とか読んでる海外勢はアレだ。もうちょい涼しい国の人やわ絶対。日本の夏では無理。暑すぎて内容頭に入ってこないし汗で本がふやける。危険。
持ち物を最適化した結果がこちら
- レジャーシート (200×200cm)
- クーラーボックス+保冷剤
- 凍らせたエビアンの750ml
- 凍らせた飲むゼリー的な
- フェイスタオル*
- 日焼け止め*
- サングラス
本- バスタオル ←New!!
- ビーサン ←New!!
- 枕 ←New!!
まずは「*」の補足から。
とりあえずクッソ汗かくので、横になる時に下に敷く用のバスタオルを持ってった方がいい。レジャーシートの上にバスタオル1枚敷くだけで砂浜の熱もかなりやわらぐ。それと別にやっぱりフェイスタオルも数枚あった方が捗るよ。あまりに暑い時に一旦足だけ海に浸かりに行ったり、凍らせグッズの結露を拭いたりとかしたいので、2枚ぐらいあった方がいいかな。バスタオルの上に寝てる時も顔拭けたりするしね。
で、日焼け止めなんだけど、なんで日焼けしに行くのに日焼け止めを持ってたかというと、そもそもの日常生活で腕とか顔、首ぐらいは毎年若干焼けてしまうので、全身で見た時にスタートの状態で既に色ムラがあったんだ。だから顔、首、腕に軽く日焼け止め塗って帳尻を合わせようと企んでたんだけど、いつも使ってた石鹸で落とせる日焼け止めだと、塗ってるそばから汗で落ちて結局ほとんど意味なかった。だからちゃんとウォータープルーフのやつ使った方がいいよ。
ビーサンについては、最初、普通のストラップサンダルみたいな普段履いてるサンダルで行ったんだけど、すんごい砂に沈んでいってありとあらゆる隙間に砂が入ってめんどくさかったんだよね。
これたぶん地元の海(東京湾)の影響だと思うんだけど、砂浜があんなに柔らかくて踏み固まらないと思ってなかった。グレーの砂浜を歩いたことある人はわかると思うけど、砂浜だから若干足が取られるものの、少し沈んだら踏み固まる感覚があるから割と普通に歩けるんだよね。
それがさ、こっちの海は基本的に白い砂浜なんだけど、砂にしちゃ粒がデカくてサラッサラだから傾斜のあるところだと足首ぐらいまであっという間に埋まる。だから本当は裸足で歩きたいんだけど、めっちゃめちゃ熱くてあるけないので、使い捨ててもいいぐらいのビーサン(私は100均で買った)で行くのが正解かなって思った。
画像は100均のビーサン。それよりも主に東京湾沿岸の人、砂見て砂。思ったより粒デカくない?
あと枕ね。横になってる時にいつも使ってるバッグをそのまま枕代わりにしてたんだけど、汗がヤバい。しかも直射日光すぎてなんかバッグの耐久性が心配になる。ので、それなりにどうでもいいビニールバッグとかに必要最低限の荷物を入れて、汚れてもいいように空気入れて膨らますビニールの枕でもあるといいと思うよ。
私はめんどくさがりなので結局フェイスタオル5枚ぐらい重ねたやつを枕代わりにしてるけど()
100均でいいサイズのエアークッションでも見つかったら買おうかと思う。
水着選び:人がいないって素晴らしい
水着の件。
年考えろよって言われそうな水着を買ったんだけど、なんで躊躇なく買ったかというと、この辺の海水浴場は都会みたいに人だらけじゃないから。
週末など混んでるなって思った時でも、お隣のレジャーシートまで軽く見積もっても50m以上はある。いやマジで。空いてる時は右向いたらの遠くの方にマメサイズのぐらいの人(大人か子供かもわからないぐらいのマメ)が3人ぐらい見えるけど、左向いたら誰もいない、とかそんなレベルよ。
うちの近所は海水浴場が何か所もあって、そもそも客が分散されている。その中でも人気なところは若者を中心にもうちょっと人がいるんだろうけど、私が行ってるところはクッソ広いくせにビビるほど人がいない。小さいお子さんと遊びに来たお母さん2組、みたいなのがたまに登場するぐらい。家族連れとかもいるんだろうけど、その場にいる人がそれぞれみんな遠すぎてどういう客層なのかわからん。
しかも、たまたまちょっと混んでる日に30mぐらい離れたところで小さいお子さんとお母さんが遊んでるのが見えたことがあるんだけど、お母さん普通にTバックだった。というかさ、いつも行く海に限らず、近所の小さい海水浴場とかでも結構Tバックの人見たんだけど、ブームでも来てるんかね?都会でも同じ?都会の様子がわからないので、私の中では、人がいないから各々気兼ねなく好きな水着着てる率が高いんじゃないか説。
とにかく人がいないので、都会に比べて盗撮とか変にジロジロ見られたりする心配が格段に少なくて超快適。荷物の管理とか忘れてうっかり寝そうなぐらい。
そもそも海水浴の準備ってめんどくさい?
いや?(真顔)
もうね、目的が日焼けだけだからかもしれないけど、全く持ってめんどくささは無い。同じこと何回も言うけど、人がいないので、周りの目を気にした準備一式を全部省けるのよね。ほれ、ムダ毛の処理とか体型とかさ。めっちゃ雑なもんよ。BBA特有のサボりって言われたらそれまでだけど。
実際問題、ムダ毛とかも髪の毛レベルにしっかり生えてるやつぐらいは処理するけど、背中や太ももとかのウブ毛はもう視認出来るほど人に近寄ることもないからいいっしょ。1人で黙々と焼く作業なので体型も気にしない。遅めにお昼ごはん食べちゃってお腹だけやけに出てようが誰が見てるわけでもないし。
夏真っ盛りの日焼け作業(もはや「作業」よばわり)は汗と水分補給の戦いだから、特に着飾ることもなく、揃える物も100均で揃えれば安上がり。1シーズン使い切りでも惜しくないっしょ100均なら。
どうやら私は意外と焼けない
完全に人によるんだろうけど、思ったより焼けるペースが遅いんだよね。
肩慣らし以降は大体15時ぐらいから1時間海で横になってるんだけど、3回目ぐらいからようやく水着の跡がついてきたかな…?ぐらい。
顔と腕は日焼け止めしてるからわかるけど、お腹と腰回りがなんかあんまり焼けない…?
時間が短いのかな、と思ったんだけど、クッソ暑いので1時間が限度なんだよね。脱水対策の750mlの水も1時間で尽きるし、4時過ぎたら晩御飯の準備とかしたいので、このまま1時間ペースでぼちぼち焼こうかな。
まぁこまめに焼いてるからか今のところ皮がむけたり赤くなったりせず、本当に徐々にきれいなキツネ色になってきてるし、ムダ毛とかアザとか黒ずみとか目立たなくなってきたのでうれしい!!いろいろ準備してよかった!