自律神経にまつわる症状って、「倦怠感」とか「しびれ」とか一言で言われても、どこがどうなった状態なのかよくわからなくない?
身をもって体験した私が出来るだけ詳しく症状を説明するよ!
今回は「頭痛、肩こり」と「急な温度変化に弱い」について。
自律神経特有の頭痛
頭痛って言っても、いろんなことが原因で発生するよね。その中でも、特に自律神経に関連した頭痛といわれているのが「目の奥が痛くなるタイプの頭痛」。
わかりますかね?
瞼の骨の裏ぐらいが痛いのよ。「痛」って書いてる部分を指でグーっと押すと気持ちいい。
これが悪化すると頭の上半分がのぼせたような感じになって、目を無理やり押し込まれてるような痛みになってくる。
この頭痛が始まるともう一晩寝ようが治らないのに、今までの経験上、頭痛薬を飲めば95%ぐらいの確率で治る。なんなんだ。
ちなみに、小学生ぐらいの頃はものすごい頭痛持ちだった。頻度で言うと、2日に1回ぐらいで、季節の変わり目は1週間のうち6日ぐらい痛かった。頭が割れるほど痛くて、吐きながら文字通り七転八倒したことも数回ある。
中学入ったぐらいで吐くほどの頭痛はなくなったけど、やっぱり季節の変わり目は頭が痛くなりやすかったよね。自律神経失調症と診断される前の話なので、関係あるのかどうかわからんけど…
肩こりについて
日本人の大半が肩こりだそうなので、もはやどれだけの分が自律神経にまつわる肩こりなのか正直わからん…。
が、自律神経失調症と診断された方に聞いてみたい。いつから肩こり始まった?
私は9歳の頃から。
なぜはっきり覚えているかというと、9歳の時に肩が痛すぎて首を回すことが出来なくなり、病院に行ったら「肩こりです」と診断されたから。
当時、親には「あんたまだ子供なのにねぇ(笑)」と言われて終わった。
まぁそうだろうね。肩こり治りました!って例は聞いたことないので、真剣に治療方法を探そう、みたいな考えにはならなかったんだろうと思う。
とにかく、それ以来肩こりじゃなかった日はない。
肩こりを通り越すとこうなる
中学上がったぐらいかな、いよいよ「肩、痛くない」と思うようになった。
実際に肩を触るとカッチカチに凝ってるんだ。凝ってるんだけど、痛みを感じない。痛みを感じないから苦痛じゃなくなった。なんかサイボーグみたいな言い草だな。
これを書いてる今もゴリゴリに肩凝ってるけど、痛くはない。
肩こりを良くするためには肩の運動とか血行をよくしろとか言うので、あれこれ試したことはあるんよ。
全く変わらなかった。
一時的に良くなった、とかですらないのよ。本当に全く変わらないの。
もっと言うと、子供の頃、体操習ってたのよ。器械体操。逆立ちとか側転とか肩めっちゃ運動してはずたのに肩凝りが始まった。どういうことよ?
正直言って、当時からもう自律神経のせいにしてよかったんじゃないか、ってぐらい他の要因が見当たらなかった。ので、これはもう自律神経のせいにした。
実はまだ試してないことが一つだけ…
プロのリラクゼーション屋さんには、まだ行ったことないんだよね。なんか1時間ぐらい頑張ってもらって全く変わらなかったら、なんかお互いショックだろうなぁと思って…
まぁ今後もし試す機会があれば、続報を載せるね。
急な温度変化に弱い、とはどういうことなのか
よく夏場になると「エアコン病」とか聞くよね。エアコンが効いた部屋にいると体温調節がうまくいかなくなっちゃって…って話。
それが一年中続いてる状態。
以前書いた「微熱が続く」もたぶんコレの一部じゃないかな。とにかく体温調節が「おヘタクソ」なのよ。
夏の場合
例えば、暑い夏の日に、車で近所のスーパーに行って帰ってくるとしよう。
家→外→車内→外→スーパー→外→車内→外→家、というように少なくとも5回以上は温度の違うところに移動してるわけよ。
この状況でそれぞれの滞在時間をミスると、一発で自律神経由来の頭痛が起きる。
夏場のめっちゃ暑い車内から外に出たところで、暑いことは暑いよね。ここまではまだ大丈夫。で、スーパー入ったら最初は涼しいと思うんだ。でも長居すると寒い。その後外に出たら数分は暖かいと感じるけど、またすぐ暑くなる。これを繰り返すとキツイ。
人間は気温差が5度変わると自律神経に負担がかかるらしいんだよね。ただでさえ負担がかかってるところ、やっと体がその部屋の気温に馴染んだところでまたすぐに気温差5度以上あるところに移動すると負担が半端ない。
百歩譲ってどうにか上記の温度差を5度以内に抑えたとしよう。でも、人力で変更出来ない外気温を基準にせざるを得ない時点で、結局は非現実的な話になっちゃうよね。
外が36度とか37度とか言ってる時に、エアコン使って5度以内の温度差にしたところで、その部屋は30度以上あるからね。スーパーとかやっていけない温度。
とはいえ、熱中症にならないようにエアコンで適切な温度にした場所から、1歩も出ずに夏を乗り切るのは無理。それが可能なのは「入院」ぐらいじゃないかな。
要するに、自律神経に負担をかけずに夏を過ごすのは無理。
冬の場合
以前、「寒気」についての記事でも書いたけど、冬場は寒気が発動するので、どんだけ暖かくしても「寒い」と誤認識するのがやっかい。
「どんだけ暖かくしても」がまたクセ者でして、体が芯から冷えてる状態で、半袖でも過ごせるぐらい暖められた部屋に入ったとしよう。
すると、顔だけのぼせたり、無駄に血の気が引いたりするんだよね。でも手足は冷たいままだし、芯は冷えてるのでやっぱり「寒い」と感じる。もうここまで来ると体温調節機能のポンコツ具合に悲しくなってくる。
冬はとにかく頭寒足熱を徹底しないと、すぐのぼせたり頭が痛くなったりする。
だから、こたつ大好き。冬場はエアコンやストーブをつけると具合悪くなりやすいけど、「おこた」に入ってれば他の暖房器具はつけなくても快適に過ごせる。もう「おこた」無しでは生きていけない。
どうすれば一番負担がかからないのか
出来るだけ(重要)緩やかな温度変化にする。これに尽きるよね。
もうね、夏と冬に負担がかかるのは避けられないんだ。だって普段は自律神経がしっかりしてる人すら気温差で体調崩すんだからね。
また、世の中のほとんどの外気温は自力で調節が出来ないもの。じゃあこっちが合わせるしかないじゃないの。
ということで、必須アイテムは「脱ぎ着しやすい服装」。
いくら暑くても急に冷え切った部屋に入らない、いくら寒くても直接ストーブにあたりにいかない。どうしてもその状況が避けられない場合は、必ず服装で調整するようにする。
たとえ、37度の日でも長袖のシャツ1枚は持っておく、-5度の日でも暑くなったらすぐ脱げる服装にしておくことが重要。
自分で調節出来ない外気温に加えて、自分の体温調節も自力で出来なくなることがあるからね。みんな暑がってる中、一人だけ寒がったり、みんな寒がってる中、一人だけ暑がることが多々あるわけよ。
温度管理に厳しい植物であるような自覚を持とう
前にも言ったけど、自律神経失調症は「最弱の虚弱体質」。
自律神経がしっかりしてる人でもバランスを崩すような環境下では、最弱の虚弱体質が真っ先にバランスを崩すんだよね。
周りに不思議な顔をされても、自分の体温調節を積極的にサポートしてあげてね。自分を胡蝶蘭か何かだと思って、自分の温度管理をシビアに、出来るだけ一定に保つことを頑張ろう。
その習慣で減らせる症状もあるからね!
おしまい
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