起立性調節障害(OD)や体位性頻脈症候群(POTS)、自律神経失調症、低血圧などでめまいや立ちくらみの症状を抱えている人に朗報。
藁をすがる思いで試してみた着圧ストッキングがめっちゃ機能したので、良さをつたえ隊。
こんな症状が楽になった
私はとにかく血圧が低い。普段の血圧は90の50ぐらい。
座ったり横になってる状態から急に立つと、1分ぐらいの間でス~~~っと血の気が引くような感覚があって目がチカチカし、再び座るとブワーーっと血の巡りが元に戻っていくような感じで30年以上過ごしてきたわけです。
まぁこれはどうでもいいんよ。(えっ)
ところが2019年ぐらいから、たとえば買い物に出て売り場を歩き回っている時にじわじわ(5分ぐらいかけて)血の気が引いてきて、「あっこれヤバいな倒れそう、気持ち悪い…」ってなることがちょいちょいあったんよね。
これも確かにその場で座れば落ち着く。落ち着くんだけど、すぐには具合良くならないので、どちらかというと横になりたい。でも買い物中にベンチなどに寝そべるわけにはいかないので、途中で買い物切り上げて車に戻る→座るのでとりあえず一旦落ち着くけど具合は悪い→帰って横になる。
こうなるわけですよ。
これがいつ起こりやすいのかといえば、午前中。
スーパーの卵先着200名様限定価格とか、土曜朝市とか狙ってお店に行くとかなりの高確率で発動し、結局買いたいものを全部買う前に帰ることもしばしば…
いよいよ午前中出かけることが厳しくなってきたので、藁をもすがる思いで着圧ストッキングを履いてみたら、この午前中に出かけた時の血の気引くやつが起きなくなった!すごい!
これを履いてみた
医療用とかじゃなくて、バリバリの市販です。
本来は立ち仕事でむくんだ足や、横になっている時の骨盤の姿勢をサポートするために、就寝時に履くものらしい。
このように、足首、ふくらはぎ、太ももと場所によって圧力具合が調整されている。
サイズ選びは結構悩んだ。大体さ、場所によって圧力調節されてるってことは、ある程度履く方の体型が考慮されてるはずなんだけど、本当に小柄でガリガリの人もいれば、身長だけはあるのにガリガリもいるわけよ。
Mを履く人はちょっと小柄だから細いよね、Lは身長あるからMよりは少し太めに設計しようってなってたらどうしようっていう。
私は身長だけで選んだらLでも足りてないけどガリガリ体型の自覚はあるので、万が一圧力が緩かったら意味がない!って思ってあえてのMサイズを選んだ。
結果的には全然大丈夫だったよ!ちゃんと足首、膝、太ももの付け根の位置を合わせて履けた!
わたくし、エーラス・ダンロス症候群疑いなんだけども、着圧ストッキングを履くときに足首付近とか圧のキツいところを広げようとして指の関節持ってかれたから、同じく関節弱い勢は履くとき気を付けてね。下手に指で左右に広げて履くぐらいなら、ストッキングの足首付近をつかんで引き上げた方が怪我はしづらいと思うよ。
履くとどうなるのか
なんか強くなった気がする。(チョロい)
いや、何というか、今までは広範囲に少ない水をまいて一生懸命キレイな水流を作ろうとしてたのが、狭い範囲にギュッと集めて楽に水流が作れるようになった感じ。
下半身がギュッてなってる分、血が下半身に多く溜まったままにならないような感覚って言ったらいいかね。そんな感じ。(頼むから伝わって)
履いた瞬間から締め付けられてるのは脚なんだけど、引き締まるのは頭ってぐらい、なんかスカスカしてた頭がシュッとする。
パッケージには「脱いだ瞬間 感動の脚スッキリ感」って書いてるけども、間違いなく「履いた瞬間 感動の頭スッキリ感」です。
これを履いた状態で急に立ち上がっても血の気が引く感覚はないし、立ったり座ったりを頻繁に繰り返しても、特に血の気が右往左往する感覚はない。歩き回っても大丈夫。こんなの今までになかった新しい感覚。
ただし、トイレがスーパーめんどくさい。関節弱いのもあって、脱ぎ着にものすごく気を遣うので、かなりゆとりを持ってトイレに行かないと、トイレのたびに関節がいくつか犠牲になる。
着圧ストッキングに目を付けた理由
そもそも、なんで着圧ストッキングを試してみようと思ったかというと、POTS and Dysautonomia Japanという、体位性頻脈症候群(POTS)の啓発・情報サイトで「弾性ストッキング」について言及があったから。
最初にここを読んだ時は感動したよ…!読みながら「ほんまそれ!そう、それ!」ばっかりやった。
以前、あまりに血圧が低すぎて血圧を上げる薬を出された時、医者にも「世の中減塩ですけど、あなたは塩分摂ってください」と言われて塩分増やしたら、確かにちょっと体調持ち直したんよね。
腰痛予防で腰にコルセット巻いてた時も、そういや頭が楽だったな…ということを思い出し、「弾性ストッキング、コレもいけるのでは」と思った。
パンティストッキングタイプで圧力が30~40mHg程度のものがいいって書いてあったので探したんだけど、マジで医療用レベルの圧の強さなんだろうね!市販だとそうそう無いんよ!
で、まぁ一番キツいところで30mHg近くあるし、試すにはちょうどいいか、と思って買ったのがメディキュットの超高圧力EX。
これ履いて思ったけど、圧力40mHgにもなったらたぶん履けない。履くときに指で広げられないと思う。指の関節弱い人、メディキュットのやつでもマジで気を付けてね。結構広げるのキツいよ。
試す価値はあると思う
日常的に立ちくらみが起きる人や、腰痛ベルトとかコルセット巻いて、なんか頭がスッキリしたことがある人は、絶対試す価値あると思う。
たかが立ちくらみ、フラフラするだけで別に…とか思ってる人にもぜひ試してほしい。あのフラフラがなくなるだけじゃなく、なんか頭がシュッとするから!
これが…本来の日常…?ってなるよ!
あ、今回紹介したのは市販品なのでアレだけど、本当に医療用の弾性ストッキングを試してみようと思っている人は、禁忌事項(血行障害やうっ血性心不全、皮膚に異常のある人など)があるので、よく調べてね。
全部私の主観なので、もちろん効果のある人ない人いると思います。